すでに47年経つ私の楽器歴を整理しておく。
<世代1>1978年4月10日 ヴィオラ1号&弓1号
大学オケ部室を訪問して、そこにヴィオラの先輩が居合わせたことで、単なる弦楽器志望がヴィオラの新入団員に変わった。即、備え付けの楽器と弓を貸与された。それがヴィオラ1号と、弓1号だ。今となってはいろいろ不明。楽器も弓もグレード、生産国、生産年ともに不明。この楽器で、翌年1月7日の大学オケデビューを迎えた。つまりブラームスの第二交響曲を弾いた。今どうなっているのだろう。
<世代2>1979年たしか4月 ヴィオラ2号&弓2号
団貸与の楽器を返却せねばならず、購入。ただし大学現役合格の褒美として親に買ってもらった。レッスンの先生の紹介だ。ヴィオラはたしか新作で、チェコ製。やけにオレンジ色の強い楽器で7万円。弓の生産国は不明だが2万円。ケースが1万円。正直なところストレスの多い楽器ではあった。大学オケの定期演奏会5回をこなした。練習量という意味でなら過去最高の組み合わせだ。ブラームス作品なら大学祝典序曲、交響曲第1番を弾いた。他にブルックナー4番、チャイコフスキー悲愴、新世界も弾いている。
<世代3>1981年8月 ヴィオラ3号&弓3号
大学4年の夏合宿明け。大学オケ最後の演奏会でマーラーの5番を弾くために購入したとも言える。1979年西ドイツ製のヴィオラ31万円に7万円の弓。大学オケでの活躍は少なかったが、卒業後のアマオケでよく弾いた。ブラームスは交響曲全てと、ヴァイオリン協奏曲を弾いている。室内楽はブラームスのクラリネット五重奏曲と弦楽六重奏曲第1番。で、この組み合わせで特筆すべきは今でもまだ所有していることだ。知人にお貸ししている。
<世代4>1992年1月 ヴィオラ4号&弓3号
長男出生の直前、今は亡き妻に背中を押されて購入した今のヴィオラ。1877年ドイツ製45.5cmの巨大ヴィオラ。100万円だった。弓にお金が回らず弓は3号を使い続けた。ブラームスは弦楽六重奏曲第2番、ピアノ四重奏曲全曲。
<世代5>2007年10月 ヴィオラ4号&弓4号
ドイツ製巨大ヴィオラをそのままに弓をグレードアップ。ブラジル製25万円。しかしこの3年後くらいからあまり楽器に触れなくなっていった。
<世代6> 2025年6月 ヴィオラ4号&弓5号
この度弓4号の破損を機に購入。スイス製。弓4号はスペアに回す。つまるところ現在の巨大ヴィオラは3号から5号の3本の弓で弾かれたことになる。貸与中まで入れればヴィオラ2本、弓3本の陣容だ。
- 世代1 1年
- 世代2 2年
- 世代3 11年
- 世代4 15年
- 世代5 18年
ご覧の通りだんだん更新の間隔が延びている。楽器も弓もグレードが上がっているから簡単には更新できないということだ。とくに今回の弓の損傷が無かったらこのまま何もしなかった可能性が高い。今後世代6のために気合いを入れて頑張らねばならぬ。
この先孫がヴィオラ演奏を指向するのか望みだけは捨てずにいる。はたまた「世代7」があるのかどうか。何かと興味深い。

左からヴィオラ4号と同3号、そして弓4号。
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