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独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

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    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

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2018年9月26日 (水)

アルトのTシャツ

ムゼウムショップのマーケティングに踊らされて、思わずTシャツを購入した。ブログ「ブラームスの辞書」運営のブログネームである「アルトのパパ」としては欠くべからざる一品だ。

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マスカット色の地に白文字で「Alto」と書かれている。この文字はバッハが楽譜上のアルトパートを表示するために記したもの、つまり彼の筆跡だ。当然他に「Soprano」「Tenor」「Bass」もあるのだが迷わず「Alto」を購入した。

2018年9月25日 (火)

バッハムゼウムLeipzig

トマス教会から見て、広場を挟んだ向かい側にある。

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お叱り覚悟で申すなら、流してもいい。憧れに憧れた念願のトマス教会が目の前にあるのに、展示を丹念に眺めるのは気が進まなかったと告白しておく。ドイツらしい堅実で丁寧な展示ではあったのだが、説明がドイツ語と英語になっているのも影響している。貴重な自筆譜と分かってはいても、バッハ像や教会の実物の迫力に触れた後ではいささか淡白と映った。

そしてショップだ。教会直営のトマスショップと合わせて、バッハが商売になっていることをよくも悪くも実感させられた。Tシャツ、マグカップ、エコバッグ、絵葉書、ハンカチ、ネクタイ、チョコレート。黙っていても世界中から愛好家が押し寄せることが前提のマーケティングが勝っている。

特にCDの品ぞろえは、日本のショップと大差ない一方で、トマス教会での演奏を収録したCDが少なくて面食らった。

2018年9月24日 (月)

ロコモティヴライプチヒ

2年前同行した長男は今回留守番。代わりにサッカーグッズを要望された。出来るだけレアなチームがいいという。

トマス教会のそばで、思いもよらぬショップを発見した。

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ロコモティヴライプチヒのファンショップだ。ここ2年ブンデスリーガ1部に所属するRBライプチヒは、日本でも報道に接することが多いけれど、こちらは無名。「ロコモティブ」は旧共産圏でよく見かける名称だ。店員に訪ねるとなんと4部所属らしい。

なるべく無名なところという長男の希望にピタリだ。4部のクラブとは思えない豪華なショップで、Tシャツとタオマフをホクホクと購入した。

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こちらは強いほうRBライプチヒのショップ。せっかくなのでこちらでもTシャツとタオマフをゲットしておいた。

2018年9月23日 (日)

三位一体の地

この度の旅行の3大テーマ「鉄道」「音楽」「ビール」を一か所の訪問先が満たしているケースは多くない。8月11日午後ライプチヒでその希少な経験をした。

森鴎外の「独逸日記」1885年6月10日ライプチヒのバイエルン方面駅にてコンサートを聴いたという記述が出て来る。バイエルンとザクセンを結ぶ鉄道の駅だ。現在そこは駅として使用されていないものの、跡地が保存されてレストランになっており、自家製のビールが供されている。鉄道とビールという条件を満足しているのだが、ここに音楽を加えうると証言しているのが大文豪鴎外の日記だ。

ドイツ国立図書館を後にして、市電で2つめだ。

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心躍るばかりのアプローチ。8月11日のランチはここでと狙っていた。

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好天は何よりのご馳走だ。

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ザクセン・バイエルン国営鉄道と解しうる。

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これがレストランの入り口。線路4つの頭端式の駅の待合室がそのままレストランになった感じ。

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原料のモルツがさりげなく、あるいはこれみよがしに通路に積まれている。

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これが目的のLeipziger GosePils⑦だ。白濁したピルスという感じの見た目なのだが味わいはすこぶる個性的。ベルギー産の自然発酵ビール・ランビックを思わせる痛快な酸味が、ほぼ冷やさずに提供されることで意図的に強調される。見ての通り超きめ細かな泡とともに癖になる味だ。

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コースターがおしゃれで特筆もの。蒸気機関車の煙突がジョッキになっている。

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無難の定番シュニッツェルを注文した。皮を除去したレモンの輪切りは気が利いている。いかんせんセバスチャンより大きいそのサイズに驚かされた。

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客車コンパートメントを模したトイレもおしゃれ。青はバイエルンの象徴だ。ここからバイエルンに行けるぞというオーラが充満ししている。

2018年9月22日 (土)

嫁ぎ先訪問

「ブラームスの辞書」をドイツ国立図書館に寄贈した話はすでにしておいた。その所在地はライプチヒだ。娘の嫁ぎ先を初めて訪問する親の心境だ。

8月11日午後の大切な用事。地下鉄と市電を乗り継いで20分くらい。

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その名も「NationalBibliotek」というそのものズバリの停留所で下車。

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見えてきた。

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ドイチュブッヘライだ。間違いない。

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思い切って執務室に突撃。寄贈した時にいただいた礼状の現物を示して、事情を話した。

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蔵書になっていることがたちどころに検索されたが、現物を取り寄せるのに3時間かかるということで対面は諦めた。代わりに蔵書データを出力してくれた。ドイツ国民の税金で元気に暮らしているとわかった。

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2018年9月21日 (金)

バッハ像

トマス教会のそばに名高いバッハ像が建っている。

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見ての通り独り占めだ。

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2018年9月20日 (木)

トマス教会見参

8月11日の早朝。旅行先恒例の朝の散歩。不意に姿を見せたトマス教会。

足がすくんだ。一生に一度は来てみたいと願った念願の場所。
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1723年以降1750年までバッハはここで働いていた。言葉にならない。

15時からコンサートでまた訪れる。内部はそのとき見る。



2018年9月19日 (水)

朝の散歩Leipzig

8月11日の朝。時差ぼけというものか早く目覚めるのをいいことに5時前にホテルを出て散歩。駅を再度じっくり見てから市内に繰り出す。

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見ての通り人影まばら。地図だけを見ていたのではわからない微妙な傾斜と街並み。石畳と重厚な建物。やがて不意に目の前にニコライ教会である。

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17時からのコンサートで来るのだが場所の確認をかねて来てみてよかった。6時を告げる鐘の音を聞きながら、ほぼ独り占め状態の写真が撮れる。バッハも演奏経験がある由緒正しき教会だ。

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こちらはゲーテ像。

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そして地下鉄のマルクト広場駅である。

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メンデルスゾーン像。

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歩き回るうちにクララの生家跡のプレートを発見。

2018年9月18日 (火)

軌道幅オタク

ライプチヒ市民の足、市電なのだが、この市電の軌道幅は1458mmで、世界でここだけという貴重なものだ。

標準軌1435mmより23mm広い。この23mmにどんな意味があるのか。標準軌の方が、車両コストが下がるなどと野暮なことは言うまい。

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このためにわざわざ巻き尺を持参した。工事中で車両が入ってこないエリアがあったので思い切ってトライした。

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確かに。1458mmよりは7mm広く見える。見ての通り少々カーブしているからかもしれない。

明らかに旅行者とわかる東洋人が線路に巻き尺をあてる光景は、さぞかし異様だったに違いない。線路に簡単に近づける市電だったのは幸いだ。

2018年9月17日 (月)

ムゼウムグライス

「Museumgleis」と綴る。ライプチヒ中央駅には24本の線路があるのだが、駅として実用に供されているのは23番線までで、24番線には昔の車両が展示されている。これが「ムゼウムグライス」だ。たった今入って来たかのように止まっている。

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いきなりSLのお出迎えだ。

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セバスチャンがいるのだが・・・・・。

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戦前のディーゼル特急。

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「Reichsbahn」とは「帝国鉄道」である。華麗な装飾だ。

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いやいや、歴史的車両が、歴史的駅舎のホームに実際に停まっているのは、計り知れない説得力がある。








2018年9月16日 (日)

ライプチヒ中央駅

「Leipzig Hbf」と書いた方がいい。位置的な中央の意味よりも主要駅あるいは中枢駅の意味が色濃いのだが、慣習に従って今後も「中央駅」と標記する。

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前置きはさておき凄い駅だった。愉快なDB職員さんとのやりとりですっかりリラックスして、ライプチヒ中央駅に着いたのは20時を回っていた。24本の線路が6つのアーチに抱かれて櫛形に並ぶ頭端式の極致だ。生まれてから見た駅の中で比較さえはばかられる圧倒的最高と断言する。1915年に建てられた。吹き抜けのファサードにはただただ圧倒される。人口50数万人の都市の表玄関だということをしばし忘れさせる。

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いやはやこの奥行き!高さ!

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ドイツ鉄道の父、フリードリヒ・リストの胸像。

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これは翌朝。早朝で人もまばらなコンコース。

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愉快な普通列車。

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第二次大戦中の犠牲者を悼むモニュメント。

2018年9月15日 (土)

鐡道関連記事300本

ゆゆしき事態だ。昨日の記事「ICE最後尾」をもって、ブログ「ブラームスの辞書」上のカテゴリー「521 鉄道」に属する記事が300本に到達した。曲がりなりにも音楽系ブログと自認する立場からはけしからん状態だ。主人公ブラームスを別格とすれば、並み居る大作曲家たちのカテゴリーを差し置いて300本到達一番乗りだ。最多のドヴォルザークでさえ282本だ。

ドイツの鉄道勃興がブラームスの生涯とそのまま重なることをいいことに憶することなく鉄道記事を連ねてきた。

今回の旅行レポートでまだ記事数が膨らむ見込みだ。

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ライプチヒ中央駅のゲヴァントハウスオーケストラの広告。

2018年9月14日 (金)

ICE最後尾

ニュルンベルクを立ったのは8月10日18時05分。ICE1504号である。

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私は最後尾の12号車のそのまた最後尾に首尾よく着席した。あらかじめ車両編成を調べて最後尾と決めていた。乗務員室窓越しに後方の景色が見える。乗務員室が無人であるばかりか周囲に他の乗客もいない。

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この列車はベルリン行きで、ライプチヒは終点ではない。ライプチヒ中央駅は頭端式なので、同駅でスイッチバックが起きる。もう間もなくライプチヒという時間になって、DBの職員がやってきたと思ったら、カギを開けて乗務員室に入った。間もなくのスイッチバックに備えての準備だと直感した。

しばらくして出てきた彼は、私の隣のリュックを見て話しかけてきた。英語だ。「どこで買った?」という意味だと直感した。ミュンヘン中央駅の旅行カウンターだと伝えると、「いくら?」と聞いてきた。「75ユーロ」と答えると首をすくめるしぐさだ。「おれも持ってる」「ただし会社から支給された」という。つまり私愛用のリュックはDBの乗務員の装備だということだ。

「あんたは鉄道好きなのか?」と聞いてきた。そりゃばれるわな。普通の人が持ってるはずない。「イエス、オフコース」と答えた。きっとどや顔だったはずだ。「イッヒコメアウスヤパン」とつけ加えた。「Do you know Shinkansen?」と訊いてきた。「新幹線ってしってるか?」というニュアンスだ。「オフコースアイノウ」と即答。俺は日本に行ったことないが乗り心地は?と立てづづけだ。そこから新幹線の最高速度や専用軌道だという話になって盛り上がった。

トルコ系だが生まれはハンブルクらしい。

あっと言う間にライプチヒについた。彼は交代運転手とハグすると、こちらを向き直って撮影を促した。駅の職員にシャッターを押すよう頼むと私と並んで立った。

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20時過ぎてこの明るさだ。来たぞライプチヒ。

2018年9月13日 (木)

ニュルンベルクの景色

具体的に記事にできなかったニュルンベルクの景色を一括して載せておく。

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聖母マリア教会の朝焼け。会心の一枚。早起きは1ユーロの得である。開店準備に忙しいマルクト広場の情景とセットだ。

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こちらも朝。上記2枚ペグニッツ川の情景。

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すでに秋空だ。

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市庁舎広場前の小道。

2018年9月12日 (水)

SOT

私の造語。「Sweets of Tour」の略。旅行中最もおいしかったスイーツを指す。結果として2日目8月10日の午後ニュルンベルクのマルクト広場前のホテルザクソニーのカフェで賞味したアップフェルシュトゥルーデルが旅行中最高のスイーツだった。

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大きな切り身にたっぷりの生クリーム。生クリームの甘みはほぼゼロだ。パイ生地に歯ごたえあるリンゴのハーモニーをもって「SOT」に認定する。

2018年9月11日 (火)

アルトシュタットホーフ

フェルゼンケラー見学を終えると、デューラーハウスに向かう坂道を少々登る。左側にアルトシュタットホフがある。以下の写真では右側。

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こんな感じの坂。たまらん。

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中世伝統の製法で醸造したビールを飲ますレストランだ。「ロート」④「シュバルツ」⑤「ロートヴァイス」の三種類ある。ロートヴァイスの写真を撮りそこなうという失態を犯した。これは「⑥」とカウントする。

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これは「Rot」④つまり赤なのだが、まさにその通りの赤だった。

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こちらは「Schwarz」⑤で黒。3種類全てクライネグラス200mlで賞味した。冷やさずに提供されるのが印象的だ。味の奥行きが冷えていないことでくっきりとする。私の好みは「赤」だったので赤を400mlお替りした。

料理は鹿肉のグラーシュとソーセージのビールソースがけである。

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とくにとくに、このソーセージは絶品であった。しかしここの収穫は以下。

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大麦のおつまみ。炒った大麦をそのままという代物だが病みつきになる。殻のいがらっぽさと後味に残るかすかな甘み。ロースティな香ばしさが程よい。

2018年9月10日 (月)

フェルゼンケラー

ニュルンベルクのデューラー像の真後ろ。注意していないと地下鉄の入り口かと見紛うばかり。それがフェルゼンケラーの入り口だ。フェルゼンケラーとは中世のビール醸造設備の遺跡だ。岩山をくり抜いて縦横に張り巡らされた地下室で、ビールが造られていたという。

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丁寧なドイツ語のガイドさんに従って見学した。ところがそれは第二次大戦の記憶の紹介から始まる。他の都市同様執拗な爆撃を受けたニュルンベルクだが、焼失面積の割には死者が少ない。その理由はこの地下室が防空壕の機能を果たしたからだと説明される。見学コースの冒頭がその説明に費やされたのが印象的だ。

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8月日本は戦争の記憶がよみがえるのに対し、ドイツの終戦は5月だったから3月に今回の旅行が具体化したときには思ってもいなかったが、行く先々で第二次大戦の痕跡を見聞きする旅となった。

冬の間に川から切り取った氷を保存しておき温度の維持に役立てという説明は、かなり遅れてからだった。

2018年9月 9日 (日)

教会ショップ

教会のEingang(入口)付近で、ちょっとした小物を売っていることがある。ゼバルドゥスにもあった。本当に小さなスペースにひっそりだった。

そこにはCDが数種類あった。このうち2種類を買い求めた。同教会のオルガン演奏を収録したパッヘルベルオルガン曲集とバッハオルガン曲集だ。

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しかし驚いたのはそこではない。パッヘルベルのグッズは買い求めたCD以外は皆無だった。中期ドイツバロック最高の巨匠パッヘルベルの不当な扱いをここでも感じた。CD、本、Tシャツ、マグカップ、チョコ、エコバッグ、ネクタイまで商売のタネになりまくるバッハとの大きな差に頭を抱えた。ニュルンベルクでこの扱いだから他は推して知るべしだ。

2018年9月 8日 (土)

オルガンリハーサル

ゼバルドゥス教会を訪問したのは8月10日午前10時くらい。

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壮大な伽藍に圧倒されていると、不意にオルガンが鳴りだした。ラフな格好の男性がオルガンを弾いている。演奏会に備えた練習だった。日程上演奏会の無い日だと諦めていたから、この幸運を心から喜んだ。

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ご覧の通りの天上の高い空間が音で満たされるという実感が心地よい。オルガンを工芸品とみなす立場からなら、同一規格のオルガンを作ることは造作もないことに違いはあるまい。昨今の日本のホールでも大オルガンは珍しくない。が、しかしこの空間ばかりはまねができまい。音響だけにとどまらず、視覚、歴史込みで味わうべきだ。

あー。と聞きほれることしばし。

2018年9月 7日 (金)

ゼバルドゥス教会

ニュルンベルクの主要教会。ペグニッツ北側のお城の真下を支配するその威容は比類がない。パッヘルベルはここで1853年9月1日洗礼を受けた。やがてこのオルガニストとして生涯を終える。

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3度のドイツ訪問の度に全て足を運んだ。季節ごとに味わいが違う。

ここでもパッヘルベルの痕跡は悲しくなるくらい皆無だ。

2018年9月 6日 (木)

Rochuskirche

2日目8月10日の最初の訪問先だ。旅行恒例の「朝飯前の散歩」を悠々とこなしてから朝食をとっての出発だった。チェックアウトは済ませたもののスーツケースはフロントに預けた。列車でライプチヒに向かうのは夕方だからそれまで預ける。中央駅至近というホテルの立地はありがたい。

さて、ほぼ「ロフスキルヒェ」と読んでいい。ニュルンベルク中央駅からUバーン3号線で3つめプレーラーで下車する。

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あっけなく着いた。大伽藍もいいが、こちらのたたずまいも癒される。

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説明を少々。1517年ころ、つまり宗教改革のころだ。ニュルンベルクはペストに襲われてたくさんの人が亡くなった。病気を恐れて、城壁内側での遺体の埋葬が忌避された結果、埋葬場所が城壁外に求められた。その一つがこのロフスキルヒェらしい。パッヘルベルの死因はペストではなかったが、埋葬は城壁外にされた。

で、墓地の様子は下記。

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花盛りな感じ。ほんっっとに美しい。パッヘルベルがこんなに美しいところに葬られていることにほっとした。探し当てるのに苦労したけれど見つけた。

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あまりに質素、あまりに普通で涙が出た。そして季節は夏。人々に持ち寄られた花たちが咲き競う。

奇妙なことに、ニュルンベルクにとってのパッヘルベルは、ライプチヒにとってのバッハとは、位置づけが大きく違う。この先ずっと感じさせられた感触に満ち溢れた墓地だった。

2018年9月 5日 (水)

手荒い歓迎

飛行機は12時間のフライトを終えてミュンヘン国際空港に着陸した。

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↑着陸直前の風景

淡々と入国審査が終わり、予定通りのSバーン8号線に乗り込むとおよそ40分でミュンヘン中央駅に滑り込んだ。さっそく旅行カウンターに飛び込んで、ジャーマンレイルパスにヴァリデートスタンプを押してもらう。パスポートの提示要求にも淡々と応じて、晴れてパスの有効期限が確定した。帰国の日18日である。

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↑雲行きの怪しいミュンヘン中央駅

予定通りはここまでだ。お守りプレッツェルにもかかわらず雨が降り出したと思ったら雷鳴だ。手荒い歓迎。さらに悪いことに、出発の列車が軒並み遅れている。40分から60分の遅れと表示されているではないか。

初日の宿ニュルンベルクに行く前にミュンヘン市内でアウクスティナーを賞味する予定を泣く泣く諦めることにした。ホテルにはチェックインを21時30分と伝えてあるからだ。のんびり市内に繰り出しては間に合わない。

45分遅れのICE780に乗り込んだ。いきなり食堂車に直行してエルディンガーを注文して一人で祝杯を挙げた。

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セバスチャンとエルディンガー③。ミュンヘンのヴァイツェン専門メーカーだ。まずは樽ナマ3種類目である。

2018年9月 4日 (火)

お守りプレッツェル

出発前にいただいたもの。

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合皮の紐をよって、プレッツェル状に結んだもの。透明のビーズがプレッツェルには付き物の岩塩の結晶を現すとは芸が細かい。

愛用のリュックに括り付けて11日間過ごした。注意深いドイツ人には受けた。

2018年9月 3日 (月)

ツアーペット

真夏の一人旅にぴったりのペットを連れて行った。

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見ての通りのペットボトルホルダーだ。黒猫の形をしている。性別はオスと決めつけて名前は「ゼバスチャン」。ボトルを収納することで適度に丸みを帯びる。「危険な暑さ」の日本よりはマシとは言え、ドイツも夏である。移動の中心は列車ながら、市内観光は徒歩も多い。水分供給はビールだけというわけにもいかぬから実用的である。

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愛用のリュックにもぴたりと収まり、後方への愛嬌散布を受け持った。「怪しいものではありません」オーラの発散をしてもらった。

ホテルの自室に置かれれば癒しの供給にも一役買った。愛玩動物の「ペット」と、ペットボトルホルダーが寒い駄洒落を形成し、真夏にぴったりである。

想定外の効果は、ドイツ人に受けたことだ。レストランで食事をした後。会計を頼むとき「ツァーレンビッテ」と声掛けする。同時に「ツザーメン」というと係の人は怪訝な顔をする。無理もない。「ツザーメン」は複数人での会計をまとめてという意味で、お一人様の客が使うことはないからだ。そこでセバスチャンを指さして「ツザーメン」と言い直すと、100%爆笑になる。

彼を、報告記事に添える写真に写しこむことで、本当に私が現地で撮影した証拠になる。実はこれが最大の狙いだ。

2018年9月 2日 (日)

サンサン

台風13号の名前。

21号が迫っているし8月の台風量産はまだまだ記憶に新しい。8月3日頃発生した台風13号が「ShanShan」だった。「シャンシャン」ではないらしい。

これが旅行出発の日東京を直撃せんばかりの勢いだった。結果から申せば予定通り無事出発できたのだが、大事をとって、都内で前泊した。台風のおかげで1泊増えて10泊12日の旅行になった。

チェックインがすんでしまうと思いの他ヒマで、おなじみのドイツレストラン、アイヒェンプラッツさんに繰り出して、ビールを賞味した。

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上がバンベルクの銘酒ラオホ①。下がミュンヘンのシュパーテン②。料理は相変わらず美味で、出発前日に思わぬ景気づけとなった。ビール銘柄の末尾の丸数字は、今回の旅で賞味したビールの通し番号だ。

2018年9月 1日 (土)

旅の流れ

ブログ「ブラームスの辞書」上での報告と言いながら、今までは話の枕みたいなものだった。

実際の報告はここからである。

羽田を8月9日に飛び立って、12時間のフライトを経て、ミュンヘンに降り立った。8月18日にフランクフルトを飛び立つまでの旅の進行に即して報告記事を掲載していくこととする。

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2018年8月31日 (金)

バロック特集総集編④

7月8月の総集編をお送りする。

  1. 07月01日 ブラームスの弾いたオルガン
  2. 07月02日 マリア訪問の日
  3. 07月03日 心を弾ませ
  4. 07月04日 バッハの街
  5. 07月05日 ストップリスト
  6. 07月06日 五十音順の奇跡
  7. 07月07日 ハインリヒ・ヘルツォーゲンベルク
  8. 07月08日 大出費
  9. 07月09日 照る山もみじ
  10. 07月16日 現代の潮干狩り
  11. 07月17日 Per eco in lontano
  12. 07月19日  今こそ声あげ
  13. 07月20日 第二次ウィーン包囲
  14. 07月21日 無伴奏ヴィオリンのためのファンタジー
  15. 07月22日 虫のCD
  16. 07月23日 須賀ハリストス教会
  17. 07月24日 華麗なるアンサンブル
  18. 07月25日 Food,Wine&Songs
  19. 07月28日 大奇遇
  20. 07月29日 伊豆の3B
  21. 08月01日 オルガン版トッカータ
  22. 08月02日 オルガン名曲集
  23. 08月03日  バッハの旅路
  24. 08月04日 バッハの旅支度
  25. 08月05日 バッハの五十三次
  26. 08月06日 初日長丁場
  27. 08月07日 ミュールハウゼン
  28. 08月08日 3日目の宿
  29. 08月09日 4日目の宿
  30. 08月10日 ノルトハイム
  31. 08月11日 ハルツの西
  32. 08月12日 7日目の宿
  33. 08月13日 ブラウンシュヴァイク
  34. 08月14日 シュパーゲル街道
  35. 08月15日 観光街道
  36. 08月16日 Uelzen
  37. 08月17日 Luneburg
  38. 08月18日 エルベの渡し
  39. 08月19日 塩の道
  40. 08月20日 来たぞリューベック
  41. 08月21日 旅は半ば
  42. 08月23日 旅のコラボ
  43. 08月24日 旅のテーマ
  44. 08月28日 8月という制約
  45. 08月29日 バロック旅行 
  46. 08月30日 くるむ
  47. 08月31日 本日のこの記事

2018年8月30日 (木)

くるむ

私の造語。某有名旅行情報誌のネーミングをパロった。

「聴」「乗」「飲」の語尾をこの順につなげたものである。今回のドイツ旅行のコンセプトを一言で言い表す機能がある。本家はたしか「見る」「食べる」「遊ぶ」だったと思う。

「聴く」は演奏会だ。8月一般ホールの音楽的イベントは全滅の中、教会でのオルガンコンサートだけは活発に行われていた。計4回それも、ライプチヒ、ハンブルク、リューベックの由緒正しい教会での生オルガン演奏にありつけた。

「乗る」は鉄道だ。ジャーマンレイルパス10日用を乗りつぶすというコンセプトだ。

「飲む」は言わずもがなのビール。ワインにはあえて目をつむってビールに的を絞った。瓶入りや缶入りはお断りの「樽ナマ縛り」でもあった。

音楽はもちろん「聴く」ばかりではなかった。墓参がその代表だ。作曲家が生きた現地の空気を吸うことも加えていい。同様に鉄道は「乗る」ばかりではないし、ビールも「飲む」ばかりではなかったことは、おいおい記事の中で明らかにしていきたい。

2018年8月29日 (水)

バロック旅行

三回目のドイツ旅行からの帰国の3日後から、旅のレポートを発信している。これを放置すればブログ「ブラームスの辞書」が展開中の「バロック特集」と決定的なバッティングを起こす。

それに対する効果的な工夫があった。今回の旅のテーマに「ドイツバロック」を据えるということだ。記事「コラダス」の中で言及した4名バッハ、ブクステフーデ、パッヘルベル、テレマンの墓参だった。わずか9泊11日の旅程に、この4名の墓参を無理やりねじ込んだ結果、旅のレポートが、バロック特集に継ぎ目なくなじむ。

テーマとしての音楽は、大きく2つに割れる。ひとつは「ドイツバロック」であり、もう一つは言わずもがなの「ブラームス」だ。

2018年8月28日 (火)

8月という制約

老いたとはいえ、まだサラリーマンだから、まとまった休みを取ろうと思えば、盆か正月になる。かすかに5月の連休という手もあるにはあるけれど、今回の旅行は8月に落ち着いた。

今まで3度の欧州訪問では、夏は空白だった。ドイツを満喫するには一番の季節ではあるのだが、2点だけ課題があった。一つはサッカーのシーズンオフだということ。ファンショップをうろつく程度でお茶を濁す。2つめは演奏会もオフだということだ。楽員たちはバカンスである。8月の公演予定は閑古鳥である。運が良くてフィルムコンサートだ。生は無理。

ところが、ここに貴重な例外がある。教会のオルガンコンサートに4回接することができた。本当にありがたい。

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ブラームスの辞書写真集

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    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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