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カテゴリー「070 ドイツ分室」の3件の記事

2023年9月12日 (火)

バスケットボール大国

一昨日、バスケットボールのワールドカップでドイツ代表が初優勝した。準決勝でアメリカ、決勝でセルビアを破っての堂々たる戴冠だ。サッカーとバスケット両方に優勝経験があるのは過去3か国。アルゼンチン、ブラジル、スペインそして今回ドイツだ。野球のWBCも加えた3種目となると、全部制覇を経験した国はない。アルゼンチン、ブラジル、スペインそしてドイツも野球が優勝できていない。アメリカはサッカーで優勝できていない。日本はサッカーとバスケで優勝がない。このトリプルクラウンはかなり難しい。

バスケ戴冠の同じ日、サッカーのドイツ代表はテストマッチながら日本代表にホームで敗れて、監督が更迭された。4度のワールドカップ優勝も過去の話。ここ2大会グループリーグを突破出来ていないことも逆風だ。

バスケ準決勝でドイツに敗れたアメリカの監督が「1992年とは違う」と言っていた。バルセロナオリンピックでのマイケルジョーダン率いるドリームチームの圧勝を指しているコメントだ。意訳すると「栄枯盛衰」と言いたいのだ。

 

 

 

 

 

2013年7月 7日 (日)

ドイツ分室効果

音楽作品が素晴らしければ、それで良いとする立場は十分理解できる。結果として残された作品が素晴らしければ、それだけでOKで、それを生み出した作曲家の氏素性までは、知らなくとも十分だという意見には一理ある。ましてやその作曲家を取り巻く社会や時代まで深く知る必要もない。その通りだ。

単に私の脳味噌がそれでは満足しないというだけだ。

第二交響曲や大学祝典序曲に端を発した私のブラームス熱は、30年以上継続して今も尚冷めることを知らない。ブラームスの作品を愛することが昂じて、その人となりを知りたいと切望する時期はとうに過ぎ去り、彼の生きた時代、彼を産んだ社会、彼の先祖や子孫、彼の話した言葉などなど興味が次々と膨らんだ。

直接ブラームスと関係ない話が脳内に蓄積をし始めた。覚えているには多過ぎる量に達してどうにかせねばという自問の中から、ドイツ分室構想が台頭し、アラビアンナイト計画と合流した。ブラームスという作曲家を「ドイツ」という背景の前に起きたいという願いを実現させる第一歩を踏み出すことが出来た。ドイツ分室の効果は予想以上だった。

ブラームス以外のドイツ系の作曲家の伝記を読む際にも、これらの知識は重宝することが判ってきた。音楽家の伝記には、申し訳程度の言及される歴史や地理の情報にも、脳味噌が鋭敏に反応するようになった。ドイツ人なら注釈なしですむ当たり前の前提でも、日本人には気づかないということもある。それらに漏れなく反応する脳味噌が目標だ。

2011年1月30日 (日)

ドイツ分室

1月24日の記事「日普修好通商条約」で、今年が日独交流150周年であると書いた。全面的に趣旨に賛同するとも書いた。そして今、ブログ「ブラームスの辞書」で展開中のアラビアンナイト計画のもう一つの目的に言及する時がきた。

アラビアンナイト計画は、ブログ通算2003本目の記事から3002本目の記事までの1000日間、企画を敷き詰めるという趣旨だ。実はその間に規制緩和がある。その1000日の間は、ブラームスに関係が無いドイツネタの発信を容認する。ドイツに深く関係があれば、ブラームスネタではなくてもOKとする。重要な規制緩和だけに、これを時限立法とすることで規律が緩むことに歯止めを掛けるということだ。

ブログ「ブラームスの辞書」は管理人のブラームスへの傾倒を記憶するツールだが、ブラームスへの理解をより立体的にするためにドイツや欧州の事情に通じることは必要だと思っている。「ドイツ分室」とはそうした角度から放つ記事を集約する目的がある。ブラームスに直接関係が無くてもドイツの理解促進のために役立つと判断した場合ここに収載されることになる。アラビアンナイト計画冒頭を飾った「ワイン」はその第一弾でもあった。今のところ2013年7月3日の会期末までに発信する企画のうち「ワイン」を含む11本がドイツ分室ネタだ。

ブラームスに関係が無い記事を無闇に増殖させないために、会期を1000日に区切った。この目的のためにカテゴリー「70 ドイツ分室」を新設し、関連カテゴリーを70番台に集約した。

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    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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