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カテゴリー「074 地名語尾」の120件の記事

2016年9月14日 (水)

ライン初の架橋

ローマ対ゲルマンの国境線としてのライン川の位置付けの高さは既に何度も言及した。このライン川にはじめて橋を架けたのはカエサルだという。ローマの執政官でガリアを征服した男だ。優秀な政治家なのだが、かなり腕の立つ文筆家でもあった。彼が征服の苦労を「ガリア戦記」に残したおかげで今から2000年以上前のフランスやドイツを一部含むガリアの様子が判る。

紀元前52年頃、カエサルはライン川に橋を架けた。川底に木製の杭を打った木造橋だが、わずか10日で完成したらしい。ゲルマン人に対する示威行為で、大軍を渡河させて征服戦に打って出ることはしなかったが、ゲルマン人はこれを警戒したと思われる。すぐに火をつけて焼き払ったとされている。ライン川を防衛の最前線というカエサルの考えを裏付ける話だ。

はっきりとした場所は不明で、コブレンツあたりというのが定説らしい。当時の川幅は500m、あたりの水深は最大でおよそ8mとされている。

2016年9月10日 (土)

戦線の節約

記事「Limes」で、ローマとゲルマンの境界がライン、ドナウの両大河で形成されると書いた。これに「ローマ版万里の長城」である「Limes」が両者の国境という位置付けだった。ガリアを平定したカエサルは、少なくともライン川を越えて戦線を拡大する意図は無かったと言われている。

ところが、カエサルの養子で後継者のオクタビアヌスは、皇帝アウグストゥスになって以降、別の考えを持っていたようだ。ローマ対ゲルマンの最前線を「ラインドナウ線」から「エルベドナウ線」に押し広げたいと考えていたようだ。乱暴に申せばローマの支配地域を旧西ドイツ1個分増やすということだ。国境が東に遷移する。カエサルが手ごわいと言っていたゲルマン人を本拠地から追い出す戦争をせねばならない。アウグストゥスの妻の2人の連れ子、ティベリウスとドゥルーススの手柄で、ほぼその目論見は達成されていた。少なくとも2回、紀元前9年と紀元5年には、ローマ軍がエルベ川に到達している。

アウグストゥスのプランの裏には「ライン・ドナウ」を国境にするより「エルベ・ドナウ」を国境にする方が、最前線が100km以上短くなるという現実的な動機がある。国境警備に必要な兵員の数は、国境線の長さに比例するから、国境線が短くなれば兵員の数を削減出来る。

さらに現在のボン付近から、レーゲンスブルクまで550kmに及ぶLimesという柵を設けていたが、エルベ・ドナウの国境線にすれば、ドナウとモルダウを繋ぐ距離の柵で事足りる。おおよそ100kmの柵でOKだ。

アウグストゥスのプランはほぼ実現していたと見るべきだ。

2014年11月 4日 (火)

静寂車両

ドイツの鉄道は携帯電話が使用可能な車両と、そうでない車両に分かれている。使用可能の車両は「Handyverstarker」(aはウムラウト)という一方で、禁止の車両つまり静寂車両は「Ruhebereich」と呼ばれている。

ここにも出てきた。第一交響曲初演の地カールスルーエの語尾が「ruhe」で「休息」の意味だった。携帯電話使用禁止を意味する言葉が「Ruhe」とは驚いた。「Ruhe」の語感がより深く認識できた。

2年前次女たちの欧州公演をおいかけてドイツに行った際、自由時間を利用してICEに乗車した。これはその時に撮影した写真。つまり2年前にこの記事の構想がすでにあったということ。その時にすでに2014年11月4日第一交響曲初演記念日の記事と決めていた。我ながら周到。

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2014年9月24日 (水)

Ehrenrunde

「エーレンルンデ」と読むと思われる。「Ehren」は「名誉ある」という意味。「Runde」は英語でいう「round」のことだから、「名誉ある円形」とでも解される。これが地名だから嬉しい。北ドイツの港町キールの西南西およそ35kmに「Rendsburg」という街がある。その一角が「名誉ある円形」と言い習わされている。ハンブルクからデンマークに向かう鉄道とキール運河の交点にある街。

鉄道は橋で運河を越えるのだが、船のために確保したい高さで運河を越えたあと、直下の駅に舞い降りるために、ループ線が用いられている。そのループ線が描く円弧の一帯が「Ehrenrunde」と呼ばれている。ループ線そのものが「名誉ある円」だと言う判りやすいオチ。

1911年完成のこの橋は、ドイツ屈指の産業遺産であり鉄道遺産であるばかりか、完成から100年を経た今も現役の鉄道橋だ。当時のドイツの建設技術を投入して完成したのだろう。いつしか「名誉ある円」と呼ばれるようになったということだが、ブラームス没後の完成なのが残念。

運河の通行は、これほどまでして確保されるべきものだということに他ならない。

2013年12月10日 (火)

ブルメナウ

記事「ブラマ」に関連してブラジルのビール事情を調べていて興味深い地名に出会った。サンパウロの南西およそ400kmにブルメナウという街がある。周辺の地名と比べると明らかに浮いた語感だ。スペルは「Blumenau」だ。ドイツ語で読めば「花Blumen」に水辺語尾「au」の合成とも映る。優雅な名前である。

調べていたら案の定な情報を掘り当てた。ここは1850年9月に18名のドイツ移民によって開かれた街だった。現在およそ30万ほどの人口だが、ドイツ系の住民が多く、ビールやドイツ料理が名物になっているばかりか、町並みもドイツっぽいという。

水辺語尾だから川に近い。だから1984年に洪水に見舞われた。被害から復興を願って住民たちはイベントを企画する。故郷ドイツにならったオクトーバーフェストを開催したのだ。何から何までドイツ風な街。

サッカーワールドカップブラジル大会に挑むドイツ代表がブルメナウでキャンプを張ったら面白い。

2013年12月 3日 (火)

泰然自若

ドイツ語の単語の中で一番好きなのが「ruhe」だ。辞書を引くと「休息」「静養」「静けさ」「平安」と書いてある。この語感がとても気に入っている。実例を以下に列挙する。

  1. 「人名+ruhe」で地名になる。1876年11月4日、第一交響曲はカールスルーエで初演された。「Karlsruhe」である。
  2. 同じく地名。ウィーン郊外のハイリゲンシュタット近郊に「Beethovenruhe」がある。ベートーヴェンの散歩コースの途中にあって休息した場所だと伝えられる。
  3. さらに地名。ハンブルク郊外のフリードリヒスルーにはビスマルクの屋敷があった。これは「Friedrichsruh」と綴る。語尾の「e」が脱落した形。
  4. 最愛の歌曲「Feldeinsamkeit」op86-2は冒頭「Ich ruhe still」と歌い出されて立ち上がる。
  5. ドイツの特急列車では携帯の通話が禁じられた車両がある。これをチケットの自販機で選ぶとき「Ruhe」のボタンをタッチする。

そしてビール関連単語「Bierruhe」だ。「ビアルーエ」とでも読むのだろう。これで「泰然自若」の意味だ。いやはや素晴らしい。しこたまビールを飲んでもケロリとしている状態なのだと推測する。知人たちは一様にブラームスがかなりの量のビールを飲んだと証言する。大抵はその旺盛な食欲にも言及する。そしていつも愉快なおしゃべりに興じたとされている。これらの証言の原文が「Bierruhe」を含む表現だったのか未確認だが、ますます「ruhe」が好きになった。

2013年10月19日 (土)

Weihenstephan

「ヴァイヘンシュテファン」と読めばいいと思う。「シュテファン」は人名だ。人名が地名語尾になるケースは非常に珍しい。「Weihen」は「祀る」だから「シュテファンを祀る」の意味だ。ミュンヘンの北東およそ35kmのフライジンクという街の西郊にある小高い丘の名前である。

725年この地区をキリスト教化するために遣わされたコルピニアンという修道士が修道院を建設した。やがて9世紀にはビールの醸造が始まった。院内にホップ農園が併設されていたらしく、ビールへのホップ添加を最初に試みた可能性さえあるという。

この修道院こそがミュンヘン工科大学醸造学部の前身である。ドイツのビール技術者の登竜門とも聖地とも位置付け得る存在だ。ドイツが東西に分かれていた当時、西側に存在した唯一のといっていいビール醸造系の教育機関だったこともあって、志ある若者が数多く門を叩いたが、無事卒業にたどり着くのは半分に満たなかったという。

晴れて卒業するとブラウマイスターの称号が認定される。国家認定の醸造技師である。

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2013年10月 5日 (土)

アインベック

「Einbeck」と綴られるニーダーザクセン州の都市。ハノーファーの南50kmという位置は微妙だ。ベンラート線よりギリギリで北にある。もし南にあったら「Einbach」となっていた可能性が高い。

既に14世紀から上面発酵でビール醸造が始まっていたとされており、ハンザ同盟の諸都市では評判の高いビールだった。当時まだ単なる田舎ビールの産地だったバイエルンにおいてもすこぶる評判がよく、飛ぶように売れた。バイエルン宮廷でも膨大な量が消費された。当地のバイエルン公国はビール代の支払いに悲鳴を上げるありさまだった。対外債務である。

1589年バイエルン公国のウィルヘルム5世は一計を案じ、アインベックから職人を招いて同ビールを領内で醸造することにした。バイエルン領内では下面醸造に転換されて完成したのが、「Bock」と呼ばれる独特のビールで、これがやがて本家アインベックを凌ぐ人気を獲得する。ブラームスの時代はボックといえばバイエルンという世間の認識になっていたハズだ。

「Einbeck」の語頭「Ein」が冠詞とみなされた結果、語幹の「Beck」が独立し、バイエルン風に訛って「Bock」になったという。「Bock」は「雄羊」だから、ラベルに雄羊がデザインされていることが多いという。

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2013年7月 2日 (火)

地名語尾総集編

アラビアンナイト計画最後の特集「地名語尾」総集編を発信する。今日のこの記事は開設以来3003本目に相当する。だからトリプルアラビアンナイトだ。お姫様の危機を3度救える。

  1. 2013年01月07日 地名語尾に挑む 最後の企画に突入。 
  2. 2013年01月08日 地名語尾ランキング 道路地図の索引より。
  3. 2013年01月09日 フランクフルト フランク人の渡し場。
  4. 2013年01月10日 瀬を早み プラハの語源。
  5. 2013年01月11日 接吻の夜 スイスのキュスナハト。
  6. 2013年01月13日  Feuchtwangen 頬伝う涙。
  7. 2013年01月14日 落羽城 ベルリンの語源、鴎外説。
  8. 2013年01月15日 ヒルデスハイム 雪の影響。
  9. 2013年01月16日 ヨハニスタール 「Thal」と「Tal」
  10. 2013年01月17日 ムルデの東 ザクセン陸軍の演習。
  11. 2013年01月19日 独逸日記地名辞書vol1 鴎外の誕生祝いに。
  12. 2013年01月20日 独逸日記地名辞書vol2 街中地名。
  13. 2013年01月21日 独逸日記地名辞書vol3 国名。
  14. 2013年01月22日 天国の門 合掌。
  15. 2013年01月23日 シュタルンベルク湖 ルートヴィヒ2世の遺跡。 
  16. 2013年01月24日 フリードリヒ大王 フリードリヒ関連地名。
  17. 2013年01月25日 鴎外の足跡 ハンブルクは蚊帳の外。
  18. 2013年01月26日 旅の交点 レーゲンスブルクで下車。
  19. 2013年01月27日 無塩 鴎外の無残な表現。 
  20. 2013年01月28日 地名語尾「塩」 「Salz」と「Hall」
  21. 2013年01月29日 Mayerling 末尾の「g」は濁るか。 
  22. 2013年01月30日 ザルツカンマーグート オーストリアの景勝地。
  23. 2013年01月31日 塩街道 塩の道。
  24. 2013年02月01日  戦略物資としての塩 塩の供給を他国に頼る。
  25. 2013年02月02日 ベルヒテスガーデン 大学祝典序曲連弾版初演。
  26. 2013年02月03日 サラダは塩に限る 欧州各国の言語で。
  27. 2013年02月04日 海の塩加減 海は女性、湖は男性。
  28. 2013年02月05日  豚くんのお手柄 塩水泉の発見。 
  29. 2013年02月06日 Luneburgerheide 薪の伐採。
  30. 2013年02月07日 塩水泉マーカー イシュルは製塩地。
  31. 2013年02月08日 塩の王子 子授けのご利益。
  32. 2013年02月09日 泉3兄弟 ボルンの変形。
  33. 2013年02月10日 Heilbronn クノール本社所在地。
  34. 2013年02月11日 色の名前 地名語尾は緑だけ。
  35. 2013年02月12日 白い川 マーラーのサイクリング。
  36. 2013年02月14日 赤マイン白マイン マイン川の源流。
  37. 2013年02月15日 地名語尾「quelle」 湧水。
  38. 2013年02月16日 4分水嶺 3水系の水源。
  39. 2013年02月17日 隕石孔 ロシアに隕石落下。
  40. 2013年02月18日 子隕石 隕石のおこぼれ。
  41. 2013年02月19日 ドイツのヘソ 4つの森の交点。
  42. 2013年02月20日 スイスのヘソ スイスにもある。
  43. 2013年02月21日 水源語尾 ドイツ河川の水源。
  44. 2013年02月22日 ドイツ島 川に囲まれたドイツ。
  45. 2013年02月23日 防衛線としてのライン ライン川に「furt」が無い。
  46. 2013年02月24日 橋とウムラウト ザールブリュッケンとインスブルック。
  47. 2013年02月25日 レマゲン鉄橋 ベルリンへの進撃路。 
  48. 2013年02月26日  橋を架けぬ訳 ドイツ3大河川の架橋事情。
  49. 2013年02月27日 シフスブリュッケ シューマンが身を投げた橋。
  50. 2013年02月28日 船橋考 ライン川水運の遮断か。
  51. 2013年03月01日  船舶ギルド 積み替え特権。
  52. 2013年03月02日  水車小屋 集落に一箇所。
  53. 2013年03月03日 Geographische Namen  「DUDENドイツ地名辞典」 
  54. 2013年03月04日 ingen 誰それの土地。
  55. 2013年03月05日  熊の証言 ベルンとベルリン。
  56. 2013年03月06日 ビュージンゲン 飛び地はロマン。 
  57. 2013年03月07日 開墾地 みんな開墾が好きだった。
  58. 2013年03月08日 地名語尾「春」 祝卒業35代。
  59. 2013年03月09日 コブレンツ 「春」じゃなくて「合流」
  60. 2013年03月10日 エック ドイツの角。
  61. 2013年03月12日 森の分類 地名語尾「森」。
  62. 2013年03月13日 樹種地名 地名反映は広葉樹優位。
  63. 2013年03月14日 森が語るドイツの歴史 目から鱗の書。
  64. 2013年03月15日 地名語尾の垂直分布 時間的な推移。
  65. 2013年03月16日 「holz」の分布 オーストリアの飛び地。
  66. 2013年03月17日 トイトブルクの森 天下分け目。
  67. 2013年03月18日 ウィーンの森 広葉樹優勢の原生林。
  68. 2013年03月19日 ヴァイオリンの森 ヴァイオリンの材料。
  69. 2013年03月20日 ベートーヴェンルーエ ウィーンの森に。
  70. 2013年03月21日 ヨハネスの休息 ウィーン郊外の景勝地。
  71. 2013年03月22日 地名接頭語 地名先頭にありがち。
  72. 2013年03月23日 牝馬の庭 シュトゥットガルト。
  73. 2013年03月24日 バルト3国の位置 フェラーリの呪文。
  74. 2013年03月25日 アウディ 車名に地名。
  75. 2013年03月26日 Pforzheim 世界初のドライブ。
  76. 2013年03月27日 レムシャイト レントゲンの誕生日。
  77. 2013年03月28日 ニュルブルクリンク カーレースの聖地。
  78. 2013年03月29日 アスピリン レヴァークーゼン。
  79. 2013年03月30日 Messel Grube フランクフルト近郊の化石産地。
  80. 2013年03月31日 皇妃アグリッピーナ ケルンの由来。
  81. 2013年04月03日 岩山考 ニュルンベルクの語源。
  82. 2013年04月04日 ベルリンの中のケルン こちらは「湿地」
  83. 2013年04月05日 街の形 「stadt」の変形。
  84. 2013年04月06日 Cannstatt ダイムラー社の創業。
  85. 2013年04月07日  都市の三要素 教会、市場、市庁舎。
  86. 2013年04月09日 「markt」の偏在 バイエルン州に集中。
  87. 2013年04月10日  特別区 ウィーン23区。
  88. 2013年04月11日 カステル 城の仲間。
  89. 2013年04月12日 見本市 メッセはミサ。
  90. 2013年04月13日 ブルクとシュロス シュロスは地名語尾にならない。
  91. 2013年04月14日  Habichtsburg ハプスブルクの淵源。
  92. 2013年04月15日 Burg Hohenzollern プロイセン王家の起源。
  93. 2013年04月16日 ツバメの巣 ネッカー河畔のハイキング。
  94. 2013年04月17日 アルトマルク地方 古い辺境地帯。
  95. 2013年04月18日 道路事情 ドイツ語における「道」のバリエーション。
  96. 2013年04月19日 Via Claudia Augsta ローマの道。
  97. 2013年04月20日 街道を行く ドイツ観光街道。
  98. 2013年04月21日 アルトミュールタール自然公園 始祖鳥のふるさと。 
  99. 2013年04月22日  Platten Kalk 板状石灰岩。
  100. 2013年04月23日 運河を行く ドイツの水運事情。
  101. 2013年04月24日 Wasserscheide 運河の分水界。 
  102. 2013年04月25日 Wasserstrassenkreuz 運河の立体交差。
  103. 2013年04月26日  魚地名 トゥーンはまぐろ。
  104. 2013年04月27日 港語尾 「Hagen」は怪しい。
  105. 2013年04月28日 フィヨルド 地名語尾にも登場する北欧名物。 
  106. 2013年04月30日 教会領 地名語尾「kirchen」の話。
  107. 2013年05月01日  皇帝 カイザーはシーザー。
  108. 2013年05月02日  選帝侯 ベルリンのクーダム。
  109. 2013年05月04日 ホームアンドアウェイ 「heim」が「home」。
  110. 2013年05月08日 レヒフェルトの戦い オットー大帝の命日について。
  111. 2013年05月09日  マルヒフェルトの戦い  国境ケ原。
  112. 2013年05月10日 プロイセンの消滅 サッカークラブに残るプロイセン。
  113. 2013年05月11日 ケルト語とスラブ語 地名語源探索で気に留めること。
  114. 2013年05月20日 泥炭地 torf。
  115. 2013年05月21日 湿地を干拓 干拓地語尾。
  116. 2013年05月22日 Zugspitze ドイツ最高峰2962m。 
  117. 2013年05月23日  ゼロメートル地帯 ドイツで最も低い土地。
  118. 2013年05月24日 低い山 標高0mの山頂。
  119. 2013年05月25日 ウィルヘルムスヘーエ ナポレオン3世の憂鬱。
  120. 2013年05月26日 FranzJosephshohe 皇帝公認の絶景。
  121. 2013年05月28日  見張りは高いところから 地名語尾「wart」
  122. 2013年05月29日 アイフェル火山群 遠い噴火の痕跡。
  123. 2013年05月30日  スケーターズワルツ 「森の悪魔」
  124. 2013年05月31日 パングラム ヒンデンブルクダム。
  125. 2013年06月01日 ドルフ違い バッハを引き取った街。
  126. 2013年06月04日 Rheinfall 船の航行を阻む滝。
  127. 2013年06月05日 北限の証言 鴎外の記述から。 
  128. 2013年06月06日 サンテミリオン 鴎外とイタリアワイン。
  129. 2013年06月07日 ワイン地名語尾ランキング ワイン産地に得意な地名。
  130. 2013年06月08日 均分相続 ローマ、フランクの慣習。
  131. 2013年06月09日 末子相続 バイエルンの慣習。
  132. 2013年06月10日  英国とワイン ヴィクトリア女王の行幸。
  133. 2013年06月11日 ザンクトゴア クララご一行の立ち寄り。
  134. 2013年06月12日 地名語尾「heim」 カール大帝とハイム。
  135. 2013年06月13日 大例外 リューデスハイム。
  136. 2013年06月16日  hufe 農地の単位。
  137. 2013年06月18日  知恵の言葉 ポールの誕生日。
  138. 2013年06月19日 分農場 地名語尾「weiler」ないしは「wil」
  139. 2013年06月20日 火成岩マーカー 「bad」は火成岩を仄めかす。
  140. 2013年06月21日 ブラームスの湯10選 無慈悲ランキング。
  141. 2013年06月22日 土壌の呼び名 土壌を表すネーミング。
  142. 2013年06月23日  シューベルト岩 モーゼルの畑。
  143. 2013年06月24日  短調の泉 ネーミングが秀逸。
  144. 2013年06月25日  ラインヘッセン三角地帯 ハウゼンの空白域。
  145. 2013年06月26日  首都アーヘン カール大帝の都。
  146. 2013年06月28日  ラインガウ ブドウ栽培好適地語尾「gau」
  147. 2013年06月30日  続ドルフ考 ドルフを追われたブドウ。
  148. 2013年07月01日 収蔵庫 地名ネタの集大成。
  149. 2013年07月02日 本日のこの記事。

2013年6月28日 (金)

ラインガウ

水辺語尾「au」を調べていると悩ましいこともある。「bau」「chau」「dau」「hau」「sau」などさまざまな子音を伴う「au」が等しく「水辺語尾」でよいのかという問題だ。「このうち「sau」は意味がよろしくないから「所有のs+au」という解釈でストレスを減じることが出来るが、その他は相当悩ましい。

その代表格が「gau」だ。ワインの大産地「Rheingau(ラインガウ)」を思い出す。地名語尾「gau」は「水辺の森林」「水の豊かな森林」を表すらしい。水辺語尾ともいえるが、森林であることが必須だ。ラインガウを写真で見ると、畑の上部の山の方は、こんもりとした森に見える。実はこれがブドウ生育条件の目安になっているとも聞く。こんもりとした森の下は良いブドウ畑の印だという訳だ。地名語尾「gau」の定義に符合する。

ラインガウはカール大帝の王宮があったインゲルハイムの対岸という絶妙の位置にある。雪解けのタイミングからブドウ栽培の適性を見抜いたという伝説には用心を怠らないにしても、ラインガウの古文献初出は西暦772年であり、これがカール大帝即位の4年後だという不気味な符合には驚かされる。

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フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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