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カテゴリー「093 バロック」の47件の記事

2019年5月10日 (金)

東京遷都150年

1869年5月9日、明治天皇が東京に着いた。遷都のためだ。昨日はその150年のメモリアルデーだ。おりしも令和改元の8日後だ。ブクステフーデの命日と重なっていなければ昨日の記事になっていたはずの話題である。

そして150年という時間の長さを思い遣る。1600年から1750年までの150年間と定義されるバロック時代と同じ長さが、東京遷都後に流れたということだ。

歴史系音楽ブログを自称するブログ「ブラームスの辞書」として避けて通れぬ話題。

2019年5月 9日 (木)

ブクステフーデ忌

ディートリッヒ・ブクステフーデは1707年5月9日に没した。一昨年没後310年だった。

北ドイツ・リューベック・マリエン教会のオルガニストとして名高く若きバッハが400kmを徒歩で聞きに行ったという。例にもれず19世紀前半のバッハ復興の流れの中で再評価が進んだ。教会所属のオルガン奏者だから作品の中心はオルガンやカンタータなのだが、市民コンサート向けの室内楽もわずかに存在する。

聴いてみて思うのは「ちっとも古くない」ということだ。

 

 

2019年5月 4日 (土)

カプリチョーザ変奏曲

ブクステフーデのクラヴィーア作品。正確にはアリア「ラカプリチョーサ」による32の変奏曲ト長調BuxWV250だ。

結論から申すならバッハのゴールドベルク変奏曲との関連が疑われる。32の変奏曲がト長調というだけで相当怪しい。ゴールドベルク変奏曲の第30変奏「クオドリベート」そっくりだ。トータル演奏時間25分くらいのうちの2分50秒前後と15分50秒前後がとりわけ似ている。

バッハの新発見の曲と言われたらするりと入ってきかねない。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年4月30日 (火)

バロック特集総集編⑧

バロック特集総集編2019年3月~4月分をお届けする。

  1. 03月01日 人よ汝が罪の
  2. 03月02日 キリストは死に繋がれしか
  3. 03月03日 バッハ記事283本
  4. 03月04日 神のみ心は
  5. 03月05日 心から愛しまつるイエスよ
  6. 03月06日 井戸振り見えろ
  7. 03月07日 マニフィカトフーガ
  8. 03月08日 アポロンの六弦琴
  9. 03月09日 高きには栄え  
  10. 03月11日 蘇演記念日
  11. 03月12日 ヴィオラ六重奏のためのカノン
  12. 03月13日 ペイヒェルベ
  13. 03月14日 テレマン
  14. 03月17日 ハンブルク市音楽監督
  15. 03月18日 ガリヴァー組曲
  16. 03月19日 Wassermusik
  17. 03月20日 アルスター序曲
  18. 03月21日 悩み多き3月
  19. 03月22日 ハンブルク愛
  20. 03月24日 輝きこの日
  21. 03月25日 TWV51:G9  
  22. 03月26日 ガンバ協奏曲
  23. 03月27日 ドンキホーテのブルレスケ
  24. 03月28日 無理もないが
  25. 03月29日 コレギウムムジクム
  26. 03月30日 テレマンの一週間
  27. 03月31日 無伴奏チェロのためのファンタジー
  28. 04月03日 TelemannischeGesangebuch
  29. 04月04日   リコーダー
  30. 04月07日 4つのヴァイオリンのための協奏曲
  31. 04月08日 ミシシッピ株
  32. 04月09日 序曲「証券取引所」
  33. 04月10日 テレマン鍵盤楽器作品全集
  34. 04月11日 装え我が魂よ
  35. 04月12日 楽譜あってこそ
  36. 04月13日 テレマンの方針
  37. 04月14日 二声ということ
  38. 04月15日 無伴奏ガンバのためのファンタジー
  39. 04月16日 テレマンヴァリエーション
  40. 04月17日 4つのヴィオラのための協奏曲
  41. 04月18日 BWV231
  42. 04月19日 ト長調二重協奏曲
  43. 04月20日 二重登録
  44. 04月21日   誉め方の作法
  45. 04月23日 誕生日不明
  46. 04月24日 ヨハンクリストフ
  47. 04月27日 ニコラウスブルーンズ    
  48. 04月28日 調性のプラン
  49. 04月29日 BuxWV263
  50. 04月30日 本日のこの記事

2005年5月30日の開設以来、更新を途切れさせることなく、平成を記事で埋め尽くすことが出来た。これにて陛下の退位を謹んでお待ちするばかり。

 

2019年4月28日 (日)

調性のプラン

ブクステフーデのヴァイオリンとヴィオラダガンバのためのソナタop1とop2だ。どちらも7曲で構成されている。

<作品1>1694年

  1. ヘ長調
  2. ト長調
  3. イ短調
  4. 変ロ長調
  5. ハ長調
  6. 二短調
  7. ホ短調

<作品2>1696年

  1. 変ロ長調
  2. ニ長調
  3. ト短調
  4. ハ短調
  5. イ長調
  6. ホ長調
  7. ヘ長調

という具合だ。作品1を構成する各曲の主音をつなげると、Fdurの音階になる。だからしきたり通りの6曲構成では具合が悪いのだ。よくよく見ると「op2」の側も主音に重複がない。最後には元のヘ長調に戻る。ヘ短調と変ロ短調というフラットてんこ盛りの調を避けている以外は、op1とop2で長短がすり替わる。

こういうのを「調性のプラン」というのだろう。平均律クラヴィーア曲集やインヴェンションに通じるものがある。ブクステフーデを尊敬していたバッハはおそらく知っていただろう。

この中ではop2-5イ長調がお気に入りだ。

 

 

 

 

2019年4月26日 (金)

大ハーフタイムショウ

昨日の記事が2033年5月7日のブラームス生誕200年まで、毎日更新を貫く際の折り返し点だった。平成が終わる5日前に中間点を迎えるということはなかなかの奇遇だ。

ブログ「ブラームスの辞書」史上最大の企画「バロック特集」の期間を延長したおかげで、折り返しの日が、「バロック特集」の期間内に到来することとなった。会期にして1年8か月、本数にして500近い記事の企画が、図らずもブログ「ブラームスの辞書」のハーフタイムショウとなる。

すでにしれっとブクステフーデに話題転換されている。

 

 

2019年4月17日 (水)

4つのヴィオラのための協奏曲

ショップをうろついていて、テレマンのヴィオラコンチェルトという文字が目についGdurという調も書かれてあった。なぜかテレマンの作品目録番号が添えられていない。テレマンのト長調ヴィオラ協奏曲だと思って買い求めた。帰宅して再生するとびっくり。「4つのヴァイオリンのための協奏曲」のヴィオラ版だった。案の定5度下げられている。全4曲あるのだけれど、下記の2種だけ収録されている。

  1. TWV40:201 ト長調 →ハ長調
  2. TWV40:202 ニ長調 →ト長調

ああ、楽しい。4人のヴィオラ弾きは以下の通り。

  • Konstantin Sellheim
  • Dirk Niewoener
  • Burghard Sigl
  • Julio Lopez

ミュンヘンフィルのメンバーだ。

2019年4月15日 (月)

無伴奏ガンバのためのファンタジー

テレマンのお話。無伴奏楽器のために作品を残している。ヴァイオリンやフルートのための作品が名高いのだが、実は今世紀に入って「無伴奏ヴィオラダガンバのためのファンタジー」の楽譜が発見されたらしい。

ひょんなことからそのCDを入手した。ガンバ独特のモワっとした感じに慣れさえすればとても親しめる。

なにせテレマンの作曲数は膨大で、まだまだ新発見が後を絶たないという。

 

 

 

 

2019年3月26日 (火)

ガンバ協奏曲

このほどまたまた興味深い掘り出し物があった。

テレマンの名高いヴィオラ協奏曲ト長調をヴィオラダガンバで弾いたもの。ヒレパールという女流演奏家のCDだ。

演奏者自筆のライナーノートでは、バッハのガンバソナタをあまたのヴィオラ奏者たちがCDにしているではないかと言い訳も忘れないウイットあふれる演奏。

 

2019年3月14日 (木)

テレマン

3月14日はテレマンの誕生日だ。1767年没なので一昨年が没後250年のメモリアルイヤーだった。長くハンブルク楽壇のトップに君臨したテレマンだが、彼について言及する際には、高い確率で「当時はバッハより知名度が上だった」という情報が付与される。大きなお世話だ。

そのバッハとはお友達で、バッハ次男のミドルネームには「フィリップ」を持ち込んだ。もちろんテレマンの名前「ゲオルグ・フィリップ」に由来する。そのカール・フィリップ・エマニュエル・バッハはハンブルク歌劇場の総監督の座をテレマンから引き継ぐという偶然付きだ。

お気に入りはヴィオラ協奏曲ト長調。学生時代に取り組んだ記憶が今では甘く熟成している。

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