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カテゴリー「093 バロック」の67件の記事

2020年11月28日 (土)

Sleeper's Awake当たり年

「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」というカンタータは、三位一体第27の主日に演奏されるのだが、復活祭が3月26日以前の年にしか存在しないと述べた。復活祭が3月26日以前になることがどれほど珍しいのか実感するために、「復活祭が3月26日以前だった年」を1650年にさかのぼって調べた。

  1. 1663
  2. 1674 11年ぶり
  3. 1690 16年ぶり
  4. 1693 3年ぶり
  5. 1704 11年ぶり
  6. 1731 27年ぶり
  7. 1742 11年ぶり
  8. 1758 16年ぶり
  9. 1761 3年ぶり
  10. 1769 8年ぶり
  11. 1780 11年ぶり
  12. 1788 8年ぶり
  13. 1799 11年ぶり 
  14. 1815 16年ぶり
  15. 1818 3年ぶり
  16. 1826 8年ぶり
  17. 1837 11年ぶり
  18. 1845 8年ぶり
  19. 1856 11年ぶり
  20. 1883 27年ぶり
  21. 1894 11年ぶり
  22. 1913 19年ぶり
  23. 1940 27年ぶり
  24. 1951 11年ぶり
  25. 1967 16年ぶり
  26. 1978 11年ぶり
  27. 1989 11年ぶり
  28. 2008 19年ぶり

未来についても調べた。

  1. 2035 27年ぶり
  2. 2046 11年ぶり
  3. 2062 16年ぶり
  4. 2073 11年ぶり
  5. 2084 11年ぶり
  6. 2103 19年ぶり
  7. 2119 16年ぶり

出方はやはりランダムかとも思うが、奇妙なこともある。ランダムにしては「11年ぶり」が多いような気がする。バッハの「BWV140」の初演は赤文字にしておいた1731年である。

2年連続は1度もない。間隔でいえば3年、8年、11年、16年、19年、27年に限られるのは興味深い。現在は次の2035年までの「27年ぶり」の中にいる。つ、つ、つまりブログ「ブラームスの辞書」のゴール2033年5月7日のブラームス生誕200年までの間に一度も出会わぬということだ。さらに「ブラームスの辞書」の開設まで遡っても2008年が一度きりだ。

 

 

 

2020年11月21日 (土)

ブリティッシュバロック

ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」という作品は、パーセルの主題が変奏されることで成り立つ。極論するなら日本人のパーセル観は、この一点に集約されると申していい。中学時代の音楽の時間に聴かされる。

バッハより26歳年長の1659年生まれで1695年に没している。享年36歳は当時としても短命だろう。

食わず嫌いはいけない。ソナタにはまっている。

11月21日はパーセルの命日だ。

 

 

 

 

 

 

2020年10月23日 (金)

Allegro ma poco

「快速に、けれど少しだけ」とでも解するのだろうか。

ルクレールの「2つの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」に出現する。op3とop7各6曲ずつ、合計41楽章のうち、4つの楽章冒頭に鎮座する。

  1. op3-1 第2楽章
  2. oo3-5 第1楽章
  3. op7-1 第1楽章
  4. op7-2 第1楽章

作曲者ルクレールはフランス人だ。ネイティヴのイタリア語ユーザーではないから何かの間違いかとも思うけれど、これだけあるのだからそれなりの意図の反映に違いない。プレーンの「Allegro」より遅いと思うがどうだろう。同じ曲集に「Allegro ma non troppo」「Allegro non presto」「Allegro moderato」も使われている。「Allegro+抑制語」が非常に多彩だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年10月22日 (木)

ルクレール

バロック時代フランスにおけるヴァイオリン音楽の大家。記事「英仏西日照り」で、バロック時代のフランスにおけるヴァイオリン作品の不毛を嘆いたが、このひとは例外だ。コンチェルトやソナタがある。何よりも「2つの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」全12曲がおすすめ。とにかく楽しい。おしゃれだ。無伴奏ヴァイオリン2本によるシンプルな編成ながら飽きさせない。

1864年10月22日パリのすまいで他殺体で発見された。

2020年10月20日 (火)

カール6世

神聖ローマ皇帝、というよりマリア・テレジアの父。即位前にスペイン継承戦争が起き、没後すぐにオーストリア継承戦争が起きた。1740年10月20日狩猟先で急死した。今日は命日だ。

ヴィヴァルディはカール6世に謁見したこともあるし、作品を献呈している。カール6世を頼ってウィーンに出たものの、その急死によりオペラ上演にも暗雲が立ち込める中同地にて没した。

三十年戦争以降、退潮傾向にあったとはいえ、神聖ローマ皇帝に謁見できたヴィヴァルディは大したものである。晩年にフリードリヒ大王にお目通りかなったバッハの事例と好一対だ。

 

 

 

 

2020年10月17日 (土)

さすが本場

「ボヘミアのバッハ」ことゼレンカの代表的な室内楽が「6つのソナタ」だ。

  1. ヘ長調
  2. ト短調
  3. 変ロ長調
  4. ト短調
  5. ヘ長調
  6. ハ短調

調性のバランスが考慮されていない感じがかえって新鮮だ。たった6曲なのに同じ調が2組もある。フラット系の調ばかり6曲が並ぶ。

1955年に初めて出版されて脚光を浴びた。バロック時代の代表的曲種「トリオソナタ」は「ソプラノ音域」の旋律楽器2つに、通奏低音と決まっている。通奏低音は、奏者が1名と決まっているわけではなくて、チェンバロを中心に、チェロ、コントラバス、ファゴット、ガンバ、テオルボなどから1つまたは2つ以上が参加する。旋律楽器は、おおむねヴァイオリン、オーボエ、フルート、リコーダーの中から適宜だ。起用楽器は演奏者の判断である。

それでもまあ、オーボエ奏者ハインツ・ホリガー版のCDがスタンダードな位置にあった。

このほどうれしい発見があった。チェコの団体「プロアルテアンティクアプラハ」の演奏だ。先般の記事「Pro arte antiqua praha」で、彼らの演奏するパッヘルベルの室内楽の素晴らしさに言及したがゼレンカもまた魅力的だ。パッヘルベルで聴かせてくれた水もしたたるばかりのヴァイオリンの音色が、また再現される。こりゃあまぐれではない。特筆すべきは彼らが採用する編成だ。ヴァイオリン2本と、チェロとチェンバロだ。

旋律楽器2本にヴァイオリン2本をあてがうとは。ホリガー版に慣れた耳にはとても新鮮だ。でも本当にヴァイオリンが美しいから、ほどなくオーボエのことなんか忘れてしまう。

2020年10月16日 (金)

ボヘミアのバッハ

以前、ドヴォルザークを特集した時、ドヴォルザークが一部の出版社から「ボヘミアのブラームス」と紹介されたと書いた。だからというわけではないがボヘミアのバッハ」というキャッチフレーズもありだなと思う。

ヤン・ディスマス・ゼレンカこそがそういわれている。1679年10月16日の生まれだ。

チェコ・プラハ近郊の生まれだが、活躍の地はドレスデン。ザクセンの宮廷副楽長であった。ザクセン宮廷はドイツ語圏において最高峰であった。そこの副楽長となると相当なもんだと。

作品は宗教作品中心で器楽作品はわずか。

2020年10月15日 (木)

ザクセン選帝侯領

バロック時代のヴァイオリン音楽の発展をイタリアとともにドイツが支えていたと書いた。ここでいうドイツの中で特筆すべき位置にあったのが、ザクセン選帝侯領の都ドレスデンだ。美術音楽両面でイタリアと密接につながってた。

フリードリヒ大王の即位は1740年のことであり、バッハの没するたった10年前のことである。だからバロック時代の発展に寄与とまではいいにくい。そこでドレスデンなのだ。後世ドイツ帝国はプロイセンを母体に生まれた。その際プロイセン、バイエルンに次ぐ3番目の勢力だったのが、ザクセン選帝侯領の後継ザクセン王国だった。

ドイツバロック関係の情報を収集しているとドレスデンはやけにひっかかる。

 

 

2020年10月11日 (日)

私家版ビオンディボックス

実はファビオビオンディにはまっている。センセーショナルな「四季」で人気者になったが、いやはやすごい人だ。バロックヴァイオリンの垣根を根っこから引き抜いてくれた。一昨年9月21日に演奏会で生を聴いたこともあってかなりのめりこんでいる。今年の3月には来日して「四季」を弾いてくれるはずだったが、コロナでお流れになったのがつくづく惜しい。

CDも下記の通り集まった。

  1. ヴィヴァルディ 「調和の霊感」op1~6
  2. ヴィヴァルディ 「調和の霊感」op7~12
  3. ヴィヴァルディ 「和声のインヴェンションの試み」1~5と7
  4. ヴィヴァルディ 「和声のインヴェンションの試み」8~12と6
  5. ヴィヴァルディ 「四季」1991年録音
  6. ヴィヴァルディ ストラヴァガンツァ
  7. ヴィヴァルディ タイトル付き協奏曲集
  8. ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集
  9. ヴィヴァルディ 弦楽のための協奏曲集
  10. ヴィヴァルディ 弦楽のための協奏曲集 アレサンドリーニ指揮
  11. ヴィヴァルディ 複数楽器のための協奏曲集
  12. ヴィヴァルディ マンドリン協奏曲集
  13. ヴィヴァルディ ヴィオラダモーレ協奏曲集
  14. ヴィヴァルディ タイトル付きシンフォニア集
  15. ヴィヴァルディ マンチェスターソナタ集
  16. ヴィヴァルディ マンチェスターソナタ集
  17. ヴィヴァルディ 最後のコンチェルト
  18. ヴィヴァルディ ドレスデンソナタ
  19. ヴィヴァルディ 
  20. ヴィヴァルディ
  21. コレルリ     合奏協奏曲集
  22. コレルリ     合奏協奏曲集
  23. スカルラッティ  ヴァイオリン協奏曲集
  24. ジェミニアーニ  合奏協奏曲集
  25. ロカテッリ    合奏協奏曲集
  26. タルティーニ   ヴァイオリンソナタ集
  27. ヴェラチーニ   ヴァイオリンソナタ集
  28. イタリアンソナタ集
  29. キアーラの日記から
  30. 17世紀イタリアのヴァイオリンソナタ
  31. Poet
  32. テレマン  無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲
  33. テレマン  トリオソナタ
  34. テレマン 序曲「ドンキホーテのブルレスケ」
  35. ルクレール ヴァイオリン協奏曲集
  36. バッハ    ヴァイオリン協奏曲集
  37. バッハ    ヴァイオリンソナタ 1~3
  38. バッハ    ヴァイオリンソナタ 4~6
  39. バッハ    ブランデンブルク協奏曲1~3
  40. バッハ    ブランデンブルク協奏曲4~6
  41. バッハ    管弦楽組曲 1、3
  42. バッハ    管弦楽組曲 2、4
  43. ボッケリーニ  弦楽五重奏曲集
  44. ボッケリーニ  ギター五重奏曲集
  45. モーツアルト  ヴァイオリン協奏曲集
  46. モーツアルト  ヴァイオリンソナタ集
  47. シューベルト  ヴァイオリンソナタ集
  48. シューマン    ヴァイオリンソナタ集

いやはや楽しい。これらを48枚収納のCDケースに収めている。コンパクトで持ち運びに便利で、取り出しもストレスなし。ドライブ用にと作ったのだが、在宅勤務のつれづれにも役立っている。

バッハの無伴奏作品は発売されていないように思う。あるいはシューマンやシューベルトがあるので、ブラームスのソナタをねだってみたい。

2020年9月26日 (土)

アッカルドコレクション

サルヴァドーレ・アッカルドさんはイタリアのヴァイオリニスト。1941年9月26日のお生まれだ。昨日のグールドに続いて本日はお誕生日である。現代ヴァイオリンの演奏家としてシェリングとならぶ大好きなヴァイオリニストの双璧だ。我が家のCDコレクションは下記のとおり。

  1. ヴィヴァルディ 四季 1968年 イタリア室内管
  2. ヴィヴァルディ 四季 1987年 ナポリ国際音楽祭管
  3. ヴィヴァルディ 2つのヴァイオリンのためのソナタop1 全12曲 2枚組
  4. ヴィヴァルディ ヴァイオリンソナタop2 全12曲 2枚組
  5. ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集op7 全12曲 2枚組
  6. ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集op11 全6曲
  7. ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集op12 全6曲
  8. タルティーニ  ヴァイオリン協奏曲集
  9. バッハ      ヴァイオリン協奏曲集
  10. バッハ      無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  11. パガニーニ   ヴァイオリン協奏曲集
  12. パガニーニ   24のカプリース
  13. ヴィオッティ   ヴァイオリン協奏曲第22番
  14. ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
  15. シベリウス   ヴァイオリン協奏曲
  16. ブラームス   ヴァイオリン協奏曲
  17. ブラームス   ヴァイオリンソナタ全集

こんなもん。どれも好き。気が付けばこんなにという感じだが敢えて申せば上記3と4のソナタだ。もうなんだか絶妙。もちろんチェンバロとのアンサンブルだが、いわゆるバロックバイオリンではない。「端正」とか「清潔」とかいろいろ思いうかぶけれどどれも不完全だ。

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