昨日カンタータの脳内ベスト5を選定したばかりだ。カンタータは複数の楽曲の集まりだ。カンタータ総合では先の5曲でいいのだが、それらを個別の楽曲で見るとまた代わってくる。というわけで楽曲別のベストを選定しておく。交響曲で申すなら楽章別ベストの選定に相当する。
<第1位> 「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV140の第4曲。悩んで悩んでこれ。ヴァイオリンとヴィオラのユニゾンを従えたテノールのアリア。元のコラールの存在をかすませるバッハの技法。
<第2位> 「我は満ち足れり」BWV82の第3曲。バスのアリア。こちらが一位でも申し分ない。バス最高の聞かせどころ。
<第3位> 「我が片足は墓穴に」BWV156第1曲のシンフォニア。声楽なし。オーボエが織りなす可憐なモノローグ。
<第4位> 「我は満ち足れり」BWV82の第5曲。事実上バスとオーボエの二重協奏曲。
<第5位> 「我はいずこに逃れ行こう」BWV5の第3曲テノールのアリア。光の描写としてのヴィオラ独奏が宝物。
<第6位> 「神は固き砦」BWV80の第2曲。バスとソプラノの二重唱。
<第7位> 「満ち足りる安らぎ」BWV170の第1曲。アルトのアリア。
<第8位> 「キリストは死の縄目につながれたり」BWV4の第6曲バスのアリア。
<第9位> 「いかにはかなき、いかにむなしき」BWV26の第5曲バスのアリア。
<第10位> 「我は喜びて十字架を背負う」BWV56第3曲バスのアリア。
切りが無い。切り口がバスとオーボエに偏ってしまうのはご愛敬だ。
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