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カテゴリー「187 オルガン」の82件の記事

2019年5月20日 (月)

オルガン目線

店頭でCDを購入する場合の思考順序に変化が現れた。

  1. 作曲家
  2. 作品
  3. 演奏家
  4. 収録場所
  5. 使用楽器

作曲家切り口で聴きたい方だからこうなる。使用楽器は最も下に来る。無理もない。収録場所でさえ、優先順位は低い。

バロック特集中に経験したドイツ旅行では、教会に出かけてオルガン演奏会を聴いた。帰国後所有するオルガン音楽のCDを取り出して、収録会場と使用楽器を見直した。実際に今回訪ねた教会で見たオルガンの演奏を収めてあるものがいくつかあった。ブックレットに載っている写真が、見たままのオルガンで嬉しかった。

それ以降、店頭オルガン曲売場でCDを手に取ったとき、どこの教会の演奏かを見るようになった。オルガン音楽ならではの視点だ。上記の序列でいうなら、3番の演奏家より、4番5番の方が重要だということだ。オルガンはとりわけ4番と5番が密接不可分だ。

正直言えば、現代の最先端の壮麗な音楽ホールに据え付けられたオルガンより由緒正しい教会のオルガンに惹かれている。

 

 

 

 

 

 

2019年5月19日 (日)

オルガンインデックス

先のドイツ旅行やこの度のバロック特集の影響かオルガン作品への傾倒が止まらない。CDもダラダラと増え続けていて、お気に入りの曲の演奏がどのCDだったか簡単にたどり着けないという現象も起きてきた。そこで一計を案じた。バッハ作品が収められたCDを今一度吟味して「どのCDにどの曲」という情報を管理することとした。名付けて「オルガンインデックス」だ。

ご退位とご即位を心から祝いつつ10連休を有意義に過ごした。

やっていて楽しかったことが第一の収穫。効果のほどは劇的だったがそれらはおいおい紹介する。今後バッハのオルガン作品のCDが増えるたびに更新していく。

 

 

2019年5月14日 (火)

BuxWV149

ブクステフーデのPraeludium Gmollのお話。8分の12拍子華麗な16分音符の連続でバッハ然と立ち上がる。やがて7小節目からペダルが加わる。

20190330_162448_1
こんな感じ。付点4分音符7個の羅列が「ブクステフーデ」に聞こえて仕方がない。

 

2019年5月13日 (月)

パッサカリア瓜二つ

昨日話題にしたブクステフーデのパッサカリアニ短調BuxWV161の冒頭部分は以下の通りだ。

20190330_162354

一方、バッハにも名高いパッサカリアがある。ハ短調BWV582である。

20190330_162100

ブクステフーデは4小節単位、バッハは8小節単位。調も違えば拍子も違い、共通するのはアウフタウト5跳躍くらいなのに、瓜二つと感じる脳内ブクステフーデ補正が重症だ。

2019年5月11日 (土)

パッサカリアニ短調BuxWV161

ブラームスとブクステフーデの関係を語る上で避けて通れないブクステフーデのオルガン作品。1875年に最初に出版された時の校訂者が、ブラームスの親友で、当代最高のバッハ研究家のシュピッタだった。この時期ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の作曲とタイミングがあっている。フィナーレにパッサカリアが来ることは周知のとおりだ。

ブクステフーデのパッサカリアニ短調は、自筆譜が失われている。毎度のことだ。バッハの長兄ヨハン・クリストフによる写本によって現代に伝えられている。

作品冒頭低音主題が28回繰り返される。7回ずつ一組の4部構成という端正な設計である。おそらくブクステフーデのオルガン作品としては最も有名な部類に属する。

ああ。何を隠そう、本作の出版をシュピッタに勧めたのはブラームスだった。

 

 

 

 

2019年5月 5日 (日)

楽譜を見たい癖

そもそも、興味ある作品ほど、楽譜を見ながら聴きたい方だ。ブログ「ブラームスの辞書」は楽譜と向き合うことが前提になっているから当然とも言える。ブクステフーデのオルガン作品全集を聴いていたらやはり楽譜が要るということで、ショップをうろついていて発見したのが、以下の楽譜。

20180314_070055
ブクステフーデのコラール前奏曲コンプリートだ。こりゃたまらんとばかりに購入。バッハのコラール前奏曲との比較が超楽しい。

 

20180302_123237

 

 

2019年5月 3日 (金)

ブクステフーデオルガン作品全集

いやはや楽しめる。リューベック聖マリア教会オルガニストにして当代随一の作曲家の貫禄。我が家には以下の3種類がある。どれも楽しい。

  1. Simone Stella
  2. Ulrik Spang-Hanssen
  3. Bine Bryndorf

このうち1は最初に買い求めたもの。イタリアのオルガン1台で演奏されている。2,3はドイツおよび北欧の名物オルガンの聞き比べになっている。残念ながらリューベックの聖マリエン教会のオルガンが収録されていない。

 

 

2019年4月27日 (土)

ニコラウス・ブルーンズ

ニコラウス・ブルーンズ(1665-1697)は、ブクステフーデ最高の弟子として知られている。足鍵盤を用いて両足でバスのパートを弾きながら、ヴァイオリンを演奏したという伝説がある。32歳の若さで世を去った上に、即興演奏が達者だったこともあり、作品は5つしか残されていない。

  1. 前奏曲 ホ短調
  2. 前奏曲 ト長調
  3. 前奏曲 ホ短調
  4. 前奏曲 ト短調
  5. コラール「来たれ異教徒の救い主よ」

特に5番目の「来たれ異教徒の救い主よ」は、バッハ、ブクステフーデ、パッヘルベルが採用している。聴き比べても何ら遜色がない。ブクステフーデとの師弟比較も楽しい。

2019年4月24日 (水)

ヨハン・クリストフ

ブクステフーデの作品が、現代まで伝えられていることは奇跡的である。本人の自筆譜は残っておらず、他者による筆写譜が頼りである。当代随一の巨匠と目されていただけのことはある。

その筆写者の一人にヨハン・クリストフ・バッハがいる。BuxWV137やBuxWV163など、現代ブクステフーデの傑作と評価されている2作品は、唯一ヨハン・クリストフの筆者譜がよりどころとなっている。ヨハンクリストフの筆写譜がなかったら埋もれていたということだ。ヨハン・クリストフは、両親の没後、幼い末弟ヨハン・ゼバスチャンを引き取って養育した。そこでバッハは兄の蔵書になっている楽譜を参照したり、隠れて写譜したとされている。

一族には同姓同名もいるので、用心も必要だがバッハ最初のブクステフーデ体験になっていたかもしれない。

 

 

 

 

2019年4月13日 (土)

テレマンの方針

この程、入手したテレマンの「鍵盤楽器作品全集」の中、TWV31:19-20を背負ったコラール前奏曲「Schmuecke dich,,o liebe seele」(装え我が魂よ)があってブラームスの」op122-5と比較できると書いたばかりだ。バッハに比べてテレマンはサクサク耳に入ると感じた。TWVV31:19とTWV31:20が同コラールをベースにしているのだが、楽譜を見てさらに理解が深まった。まずはTWV31:19

20180330_071419
続いてTWV31:20

20180330_071410_2
バッハとの違いというなら、足鍵盤のパートがないから、楽譜が2段で収まっているのがすぐに目に付く。さらによく見ると、TWV31:19 は三声である一方、TWV31:20はニ声になっている。バッハのコラール前奏曲は四声であることが多い。まれに五声になることもあるくらいだ。テレマンは24のコラールに基づく48のコラール前奏曲を書いたと言える。24曲すべてについて、三声と二声に編曲しているから48になる計算だ。



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