微調整語
副詞の一種。語幹となる語に付着して微妙なニュアンスを付加する用語の総称。
「poco」「meno」「piu」「un poco」「-etto」「-tino」等。
ブラームスはこれら微調整語を駆使して、微妙な色合いを付与することが多い。楽曲冒頭の発想記号にとどまらず、楽曲中に現れる諸指示にも頻発する。語幹に来る単語の意味を弱める抑制系の用語に多い。
発想記号では、微調整語の活用により「allegro」と「andante」の間に膨大なヴァリエーションを生み出す一方、ダイナミクスでは「p」周辺に広大な領域を作り出している。
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