切り貼り完結
原稿への譜例の切り貼りが今夜完了した。173箇所の切り貼りに目論見の4時間よりやや少なめの3時間40分を要した。切り貼りが存在するページについては、ついでに誤植のチェックをしたが、一箇所も見つからなかった。400ページ中の165ページくらいに目を通したことになる。それで誤植が見つからなかったということは、統計学的には良い傾向だと思われる。
譜例は1段から5段まで4種類ある上に、同じ段数でも幅が微妙に違う。仮線の多い少ないや、スラーのかかり方によっても幅が変わる。だいたい譜例一段あたりワードの行数にして3行というのが目安だが、173箇所それぞれについて譜例貼り付け余白行数を設定しておいた。実際に貼ってみて何箇所か幅が合わない箇所があるかもしれないと心配していたが、杞憂であった。幅を読み違えた場所はひとつもなかった。よいことだ。譜例には通し番号だけが振ってあり、曲名は記していないが、厳選した173箇所だけに全部どの曲だか覚えていた。扱う内容に比して譜例の少なさはこの本が背負う弱点の一つだ。コストの関係で泣く泣く切られた場所の分まできらめいて欲しい。3時間40分の単純作業だが、ちっともつらくなかった。終わってしまうのが惜しいくらいだった。今までの人生で味わったことのない不思議な達成感がある。
あさって18日の「完全版下手渡し」を控えて、明日もう一日校正をすることとする。間違いが出ればそのページだけ新たに印刷して差し替える事とする。
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