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2005年6月19日 (日)

ピアノ五重奏曲

我が家の目標が一つある。生前の妻と交わしていたささやかな約束だ。

それはいつの日か必ず家族でブラームスのピアノ五重奏曲を演奏することである。我が家に三人の子供がいるのも両親と子供で5人の奏者を確保するためである。妻のピアノと私のヴィオラのほか、チェロと2本のヴァイオリンを子供たちが担当せねばならない。妻が他界したことが最大の誤算だが、この目標を諦めたわけではない。長女が小学校二年、次女が幼稚園の年中組の頃からヴァイオリンを習わせ始めた。レッスンの初日、ヴァイオリンの先生から「子供らにヴァイオリンを習わせる目的は?」と問われたパパは「ブラームスの室内楽の第一ヴァイオリンを弾けるようにすること」と即答し、先生を驚かせた。「音大進学」や「コンサートヴァイオリニスト」と答える親もいるようだが、我が家はパパとブラームスを一緒にアンサンブルしてくれることである。ある意味で音大進学よりも難しい注文なのだそうだ。

妻の代わりのピアニストは70歳の母に期待するのは酷なので、子供らの未来の配偶者か、孫に期待するとして、とりあえず野球とサッカーに夢中の長男にチェロを習わせることが最大の課題である。そう、その通り、弦楽四重奏ならばもう今てんぱっているのだ。

今のところ、親の思いは子供らには全く伝わってはいない。父母がこれだけのめりこんでなお飽きることの無いブラームスの魅力を本という形にして、未来の子供たちに残すことが目的の一つである。いつの日か音楽に、ブラームスに目覚めた子供たちが自ら父の著作を手に取る日のためである。そのとき、父の気合の入れ具合が伝わる内容でなければならない。

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