至福の一ヶ月
とうとう本日6月18日出版社に完全版下を手渡した。なんだか不思議な気持ちだ。A5版400ページ、字数にして約36万字の原稿に173箇所の譜例が配置された最終原稿の手渡しだったが、いつものファミレスで淡々と完了した。著者の立場としてやれることはほぼ終わった。原稿に思わぬ不備が見つかるやもしれぬから、油断は出来ないが、とりあえず今日は素直によろこぶことにしたい。
カバーデザインは既に打ち合わせ済み。ブラウンを基調としたシンプルなデザインだ。カバーを取り去ると現れる本体の表紙デザインも出版社に提案いただいた通りに決定した。これもまたブラウン基調のデザインである。このブログのテンプレートもブラウン基調だし、先般作成した名刺もブラウン基調である。まあサッカーでゆうところのファーストジャージだ。表紙を一枚めくった扉のデザインもまた要所にブラウン系を配したもので、全体のトーンはブラウンで貫かれている。一番好きな色だし。なんだかブラームスのイメージに合っている気がする。
本の完成予定は約一ヵ月後だ。一応の目安を7月20日とする。あと一ヶ月で本になる。印刷所に原稿を渡してから納本までの待ち時間は、自費出版したものだけが味わえる至福の時ではないだろうか?この一ヶ月は長いのだろうか?短いのだろうか?執筆や校正に明け暮れた毎日が嘘のようだ。
ブログを立ち上げたのは、実はこの時のためだと言ってもいい。この至福の一ケ月をブログ三昧で過ごすためだ。本の宣伝をするもよし、あとがきに盛りこめなかった話題に触れるもよし。明日から、いや今日から私の本についてさらに深く言及して行くことにしたい。
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