祝、脱稿
最終校正が今終わった。今日は朝からかかりきりだった。66ページ進めた。
実際には完全版下として出版社に手渡すので、A5版の紙に印刷しなければならない。ページ番号の位置や余白の確認も残っている。そして何より譜例を決められた位置に糊で貼り付ける作業が控えている。しかし昨年6月19日に我が家にパソコンが届いてから約一年、ほぼ予定通りの脱稿となった。今はそれを素直に喜ぶことにする。校正は、何度やっても間違いが出るとは、この業界の常識だそうだ。だから校正は、きりが無いとも言える。ある時点で開き直って「エイッ」と打ち切らないと、いつまでたっても本にならない。つまり今日「エイッと打ち切る決心ができた」ということだ。切り貼りの途中で発見した誤りは、まだ修正が可能だが、本になってしまったあと判明する誤りは、永遠にキズとして残ることになる。それもまた一興である。
173の譜例は既に出来上がっている。「allegro2003」という楽譜製作ソフトを使って作成した譜面を、本文に挿入するのに相応しい大きさに縮小し、さらにそれを短冊状に切っておいた。約1ケ月もかかったが、終わるのが惜しいくらい楽しい作業だった。
明日一日微調整。月曜日には、はずせない出張があるので、A5への出力が完成するのは14日か15日になるだろう。これで切り貼りをする台紙が完成することになる。173箇所の切り貼りには根をつめれば3時間か4時間のハズだ。17日には完成するだろう。よって出版社への手渡しは週末の18日か19日となりそうだ。
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