ノントロッパー
ブラームスのこと。
発想記号において「non troppo」が頻発するので、本文中ブラームスをノントロッパーと呼んでいる場合がある。
「troppo」とは「余剰」「過剰」を意味し。これに「non」が付くことで「余剰を排して」程の意味になる。「non troppo」が修飾する語の意味が極端にならぬよう注意を促す機能である。いわゆる「抑制語」「微調整語」の代表格であるが、もっぱらトップ系に現れることが特徴である。過半のケースにおいて「allegro」を修飾する。
ブラームスは何事につけ極端を嫌う傾向を隠していない。「煽り系」と「抑制系」のアンバランスもこれを証明している。特に「allegro」が速過ぎることを恐れていたと思われる。「con brio」によってしきりに「allegro」を煽ったベートーヴェンとは対照的である。
このあたり核心だ。ブログでの書き過ぎは慎まねばなるまい。
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