最後の校正
二度目の校正から原稿がかえってきたのが5月21日。それ以来今日まで、最後の校正に追われている。原則として見出し毎に用例を列挙しているが、そこに記した通りの場所に間違いなく実例が存在しているかの確認である。原稿を読みながら一箇所一箇所スコアと対照し、誤りがあれば修正するという作業である。同時に音楽用語のスペルの誤りもチェックしている。譜例の余白の位置と幅の最終調整も同時に行う。これが思っていたよりも難儀で、もう2週間になるというのにまで「Meno」あたりをうろついている。ページ数にしてまだ半分にも届かない。仕方のないところである。これが最後の著者校正で、この工程を終えると、実際の版下をプリントアウトすることになる。残るは、譜例の切り貼りだけだ。今日以降の記事は実際の作業ごとにリアルなタイミングでの記述となる。6月中に出版社に完全版下を手渡したいものである。そこから刊行までうまくいけば三週間だそうだ。
コメント