金管打抑制
金管楽器、打楽器のダイナミクスを周囲の楽器より抑え目に設定する特性を指す。
金管楽器やティンパニになかなか「ff」を許可しない傾向や、弦楽器や木管楽器より一段抑えたダイナミクスを指定する傾向を含んだ表現である。
金管楽器の中でも序列が存在し、「ff」にありつきにくいのはトランペット、トロンボーン、ホルンの順である。ホルンはこうした忍従を強いられる反面、驚異的な出番も用意されるなどブラームス独特の感覚を垣間見せる。弦楽器内ではコントラバスにもこうした傾向がある。
ブラームスが「大きな音のする楽器」を認定していた可能性を提起したい。
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