不完全版下
だからいわんこっちゃない。完全版下に不備が見つかった。帰宅すると出版社からメールが入っていた。400ページ中、3ページで印刷濃度が薄くなっていたそうだ。ページ数の抜けはチェックしたが、印刷ムラのチェックが甘かったということだ。いや、悲観してはならない。この現象はポジティヴに考える必要がある。
逆に言うと3ページで済んでよかった。3ページならば再出力は大した苦労ではない。逆に「もっとあるなら早くおっしゃって」といいたい気分である。また、譜例を切り貼りしたページでなくてよかった。譜例を貼る作業をしていて印刷ムラに気付かなかったことになるからだ。わが子の不始末を、親切にも叱ってもらったようなものである。
それにしてもこちらが渡した完全版下を基に組版する際、1ページ毎にムラをチェックしてくれていることが、わかって感動である。当方の用意した版下に起因する「仕上がり不備」になっていたハズのところを救っていただいたと思わねばならない。
明日午後、再出力した原稿を手渡すこととする。そして、固唾を呑んで見守る毎日が続くということである。
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