ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« トップ系とパート系 | トップページ | mp銀座 »

2005年6月28日 (火)

22000行のエクセルデータ

執筆に先立つ前準備として、ブラームスの楽譜上の音楽用語を抜き出してエクセル入力した。文字になっている音楽記号全てが抜き出しの対象である。

作品番号、楽章、小節、パートごとに使用されている指示語を抜き出すのだ。これが言うとするとでは大違いの難儀な作業である。恣意的な抽出にならないよう、始める前に大体のルールを決めて取り組む。

「同一小節中の同一用語は、パートが割れても1箇所とカウントする。」が代表的なルールである。また「パート系とトップ系を出来るだけ厳密に区別してカウントする」点にも注意した。

この抽出作業の間は、ただただ抽出に徹し、どれだけ興味深い現象が現れようとも、その場では深入りせずに、コメント欄にマーキングをして先に進めた。全ての曲をできるだけ同じ感覚で処理するためである。とはいえブラームスの122を数える作品について抽出作業を終えるのに5ケ月半を要した。昨年夏の暑いさなかである。今振り返るとこの時期が一番辛かった。来る日も来る日も楽譜とにらめっこであった。

こうした作業が終わったとき、エクセル行数で22000行を数えるデータベースになっていた。エクセルのデータベース機能を使えばあらゆる切り口からの検索が可能である。私の著作には、このデータベースが役立ったことは言うまでも無い。

私が著作の中で提起したいくつかの試案は、もちろん統計的な根拠をその都度提示しているが、時々「直感で申し訳ないが」と断りながら提案しているケースがある。これは膨大なデータ入力をする過程で、指が感じた感覚を根拠にしているケースである。同じことを繰り返し入力するうちに、統計的な根拠は薄弱ながら、「なんだか多い」みたいな直感でたどり着いた試案があるということなのだ。エクセルデータを2万2千行も打っているとそういうこともあり得るかなと思っている。しかし音楽用語22000件などたいしたことは無い。ブラームスはそれに加えて音符まで書いていたのだから。

今度の著作は、初の自費出版ということもあって、我が子のようないとおしさを感じるのだが、その前提になっている22000件のデータベースもそれに劣らず宝物である。

分母もこれくらい大きいと、客観的に物を論ずるに足ると思っている。一定の比率でブラームス以外の人間の意思が混入していたとしてもである。

« トップ系とパート系 | トップページ | mp銀座 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 22000行のエクセルデータ:

« トップ系とパート系 | トップページ | mp銀座 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ