伊独辞典状表記
発想記号表記において、同一箇所でイタリア語とドイツ語が併記されている状態。同じニュアンスを伊独両原語で言い換えていると思われることから命名した。あからさまに直訳調のケースから、微妙にニュアンスを異にするケースまで存在する。
ブラームス初期の声楽曲に集中的に現れる。ピアノパートにはイタリア語、声楽のパートにはドイツ語により同じニュアンスを指図している。声楽に特異の現象と断言したいところだが、例外が存在する。「8つのピアノ小品op76」である。ピアノ独奏用の小品8曲のうち5曲で、冒頭にこの伊独辞典状表記が見られる。
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