本のプロ
今晩も友人に「ブラームスの辞書」を手渡していて帰宅が遅くなった。
彼女は(またまた女性だ)某大学の図書館に勤務している。いわゆる司書だ。毎日毎日何冊もの本が目の前を通り過ぎるという仕事柄だ。それでいて相当なブラームス好きである。古くからの付き合いでもあり彼女に「ブラームスの辞書」を差し上げるのは予定の行動だ。
例によって、ブラームスネタで盛り上がった。5時間がアッという間だった。中身はあとで熟読すると前置きしながら本そのものの出来を褒めてくれた。A5判を「22センチもの」と呼びならわしているそうな。それから上製本にした見識を褒めてくれた。何がユニークって、カバーデザインの標題、著者名、ブラームスの肖像、出版社名のバランスを絶賛してくれた。くすぐったい。特に出版社名が異常に小さく印刷されているのが、素晴らしいそうだ。
勤務先の図書館に蔵書すると言って、もう一冊お買い上げである!!!!私はこの瞬間はじめて自著を売ったことになる。嬉しい反面、なんだか申し訳ない。さらに「読ませたい奴がかなりいる」と嬉しいことを言ってくれる。空き番を2つ予約された。
本を出してよかった。
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