献本行脚①
完成した本をここはと思う場所に届ける。これが楽しみのひとつである。
今日は午後から会社を早退して、どうしてもの場所二箇所を訪ねた。出版を決意したときから考えていた特別な場所だ。一つはドイツ大使館。もう一つは我が母校千葉大学付属図書館だ。
ドイツ大使館の入り口は思ったとおりのセキュリティーだ。門衛所にて来訪の趣旨を伝えるとそのような趣旨であればと門衛所に寄託することを許可してくれた。門前払い覚悟での突発訪問だったが、キチンと受け取ってもらえた。やはりドイツにはいくら感謝しても多すぎることは無いので、この後あの本がどうなるかは別としてホッとした。さすがのセキュリティーだった。そりゃそうだ、世の中好意的な人間ばかりではない。一国の大使館が無防備では困るのだ。ブラームスを生んだ国への敬意をどこかで示しておかねばならない。
もう一つは、当然我が母校だ。千葉大学付属図書館を訪れて献本を申し込んだ。所定の用紙に記入して一冊手渡した。7月中に審査会があってその席上で所蔵するかどうかが決まるとのこと。もしも所蔵に値しないと判定されれば再度伺うことを約して帰途についた。これも門前払いをされなかっただけで御の字である。千葉大学管弦楽団での4年間がなければ絶対に書かなかった本であることを思うとき、どうしても避けて通れない献本先である。所蔵が可決されても否決されても電話で連絡をくれるそうだ。
それにしても大学の周辺は懐かしい。それどころか小学校も中学校も高校も大学の周辺徒歩5分の場所にあるので、久しぶりのふるさと訪問になった。
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