祝!対面
本日7月12日9時「ブラームスの辞書」の実物に対面した。全く同じだった。何がって子供が生まれたときとである。生まれた知らせを聞いて駆けつけた病院で子供と初めて会ったときと同じ気持ちになった。ほほが勝手に緩んでしまう。常に顔を作っていないと、だらしない顔になってしまう。お世話になった人々にお送りする手配をしたり、その場で差し上げたりと、バタバタしてくれたおかげで、かえって気がまぎれて良かったくらいである。
キチンと10冊はいった包みが32と9冊の包みが1つ。1m四方のパレットに全部載ってしまうほどのボリュームである。家に置くには厄介なボリュームだ。とりあえず49冊を持ち帰って当面配る予定分だけ通し番号シールを貼った。子供たちに説明をしたが、ポカーンとしていて、感激する様子は微塵も無い。母は「おめでとう」といって金一封を包んでくれた。知り合いに何冊か配りたいという。ありがたい話だ。
で、さっそく「ブラームスの辞書」の画像を公開します。とりあえず表紙だけです。カバーをはずしたところや中身の一部は後日マイアルバムで公開します。
思っていた通りのブラウン基調に仕上がっている。心配をかけた譜例もキチンと収まっていて、切り貼りには見えない。(当たり前だ!)400ページにはずっしりと重量感がある。末尾の著者近影はご愛嬌である。昨年のとっかかりからずっと頭の中にできあがっていたイメージ以上の出来映えである。一方で誤植一覧表の作成に着手した。自分で読んで明らかの誤植を発見して一覧表にしておくことにした。我が子の弱点に目をつぶってはいけない。縁起でもないということ勿れ。
それから、製本を「並」にするか「上」にするか迷った。予算をケチって「並」にする誘惑は終始私を悩ませた。結局は心を鬼にして「上」にしたのだが、本日実物を見てこれが正解だったことを痛感した。「並」にしていたら後悔していたと思う。こういうのを称して「有効な投資」と呼ぶのだろう。
一方、私のブログとリンクさせた石川書房の書棚にも「ブラームスの辞書」が掲載された。なんだか自分の本とは思えないくらい、もっともらしい。
内容がどう受け止められるのかは、これからの読者の反応を見てみないとわからない。もしかするとブーイングの嵐になるかもしれない。だから純粋に喜べるのは今のうちである。
現在、全国に発送する際の送料を交渉中です。送料が設定出来次第、販売要領を公開する予定だ。
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