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2005年7月10日 (日)

ベースラインマーカー

これは私の造語。

ブラームスの演奏振りや、ピアノの弟子への指導振りを目撃した幸運な人々は、しばしばブラームスが、作品のベースラインを重視したことを証言している。その度合いはしばしば旋律線そのものよりもベースラインを重視するケースさえあったとされている。ベースラインをないがしろにした演奏に対して烈火のごとく怒ったとか、僕は低音しか見ていないと語ったとか、その種のエピソードには事欠かない。

こうしたベースライン重視の姿勢が彼が残した膨大な量の楽譜に何等痕跡を残していないとは考えられない。残っていて当然である。ベースラインの動きが特に大切な場面で、ベースラインを担当する声部に付与した目印を私の著作の中で「ベースラインマーカー」と命名している。

先に言及した「主旋律マーカー」と合わせればブラームスの作品の2大骨格の「旋律」と「ベースライン」が浮き彫りとなる。時に応じて多彩な用語が使われた「主旋律マーカー」に比べて「ベースラインマーカー」は起用される単語が限定されている。その代表例は「marcato」である。「ben marcato」までを含んで「marcato」の二大機能のうちの一つである。「marcato」は「f」側における主旋律マーカーを担っているケースもあり判別が難しいが、この用例はけっして少なくない。

おっと、書き過ぎたか!

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