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2005年9月16日 (金)

poco f 讃

ブラームスにおいて「poco f」はおいしい旋律の巣である。

とりわけ「espressivo」を伴う場合この傾向が強まる。数え方にもよるが概ね320箇所が生涯にばら撒かれている。創作の初期においては、「f」を冠する主たる声部に道を譲る目的で記されることが多かった。程なく周辺に「f」を伴わない用例が発生する。直感的にいうなら「f non troppo」に近いと思われる。

「伴奏声部を担当するような繊細さをもったフォルテ」、あるいは「ぶっちゃけ過ぎないフォルテ」の意味を獲得していったと思われる。ブラームスの楽譜から「poco f」だけを抜き出してコレクションしてみるのも乙である。「f」と「poco f」の違いを真剣に考えてみることは、有益だと思われる。「mf」との違いはもっと微妙である。

第一交響曲第四楽章の主部、歓喜の歌の噂がつきまとう旋律が「poco f」を掲げていることが、「poco f」にのめりこむキッカケであった。あのころは、ブラームスのクララに対する微妙な気持ちの象徴であるとさえ思っていた。一方、伴奏自覚機能の代表としては、ヴァイオリン協奏曲第三楽章冒頭の弦楽器に付着する「poco f」を挙げたい。独奏ヴァイオリンの「f」に対する謙譲の美徳だ。自分のパートに「poco f」が現れたら、どちらの用法なのか一度は立ち止まって考えたいものだ。

ブログではここまで。

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