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2005年9月27日 (火)

我が家のチェリスト

我が家の未来のチェリスト、つまり長男の話だ。何日か前の長女の話もそうだったが、今回も「ブラームスの辞書」には何の関係も無い。

中学二年生の長男は、勉強嫌いとゲーム好き、サッカー好き、野球好きのどこにでもいる男の子だ。身長は180cmの私にあと10cmと迫っている。足のサイズは既に追いつかれた。頭の成長が身体の成長に追いつかないというパターンだ。これまたよくある話なのだが、成績も自慢できるものではない。例によって月曜金曜の五時から週二回の塾通いだ。

昨夜の話だ。塾から電話があった。「講師の都合で月曜と金曜のどちらかの先生を変えねばなりません。」「あるいは曜日と時間を変える方法もあります」という内容だった。「子供と相談をして折り返します」と一旦電話を切った。

曜日は現状の月金、時間は17時が気に入っていて、それらは変えたくないという。ここまではテレビを見ながらの返事だった。「そうすると先生二人のうちどちらかを変えなきゃいけないんだよ。どっちにする?」と問うた時だった。キッとした顔でこちらを向くと、「ボクは悪くてどちらかを選ぶなんて出来ないよ」「塾にお任せしちゃって」よく訊いてみると、「今塾ではどちらの先生とも打ち解けていて、とても信頼している。その二人のうちのどちらかを自分から切ることは申し訳なくて出来ない」ということだった。

子供だ子供だと思っていた長男。成績が今ひとつでやきもきさせっ放しの長男。塾や学校の様子をちっとも話さない長男。それがなんという感性だろう。話の流れとはいえ「どちらかの先生を選択せよ」と迫ったことを親として恥じた。偏差値よりも重要なことを長男は身に着けようとしているのだ。勉強嫌いの長男が、この塾はいまだにやめたいと言い出さない理由がよくわかった。二人の先生たちと良い関係が出来ているということなのだ。誰から教えられるでもなく、きっぱりと一瞬の躊躇もなく言い切った長男の心を誇りに思う。

我が子ながらいい奴だ。塾の先生には折り返し電話をして経緯を伝えた。塾の責任者が「どちらの先生とも打ち解けている感じだったので、こちらで決め切れなくて電話しました」「やはりそうでしたか」「素敵な感覚ですね」「担当の二人ともよく相談して決めます」なんという素敵な出来事だろう。

この子がチェロをすれば弦楽四重奏団が完成する我が家である。

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