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2005年9月26日 (月)

書店に置けるわけがない

我が子同然の著書「ブラームスの辞書」について「本屋さんには置かないのですか?」という主旨の質問を何回かお受けした。

「そうです。書店には置かないんです」としか答えられない。正確には「置かせてもらえない」とするべきであろう。

今回もう少し詳しく説明することにした。

私の著書「ブラームスの辞書」は自費出版である。出版にかかる費用を著者である私自身が全額負担している。無論、出来上がった本を在庫しておくコストまで著者負担である。本が売れればその代金は全額著者である私のものだ。この場合、一般に出版社は、私から出版代金の支払いを受けた時点で、利益は確保出来るので本の売れ行きには直接の利害関係がない。

これを一般の出版と比べる。出版にかかる費用は、出版社が負担する。そしてそれらは本が売れることによって発生する売り上げで回収されねばならない。だから死活問題として本のPRに力を入れる。著者の手元にはあらかじめ決められた比率で印税が支払われる。

書店の店頭は戦場である。限られた面積で最大の売り上げを確保せねばならない書店と出版経費回収のために一冊でも多く自社の本を売りたい出版社の思惑が交錯する戦場だ。このような戦場に、無名の著者による自費出版本がのこのこという情景を想像すれば、それがいかに無謀かすぐにわかるはずだ。売れやせんのだ。売れやせん本には、猫の額ほどの場所も提供されないのだ。

自費出版を決意した時点で、書店に置く望みは絶たれているというわけだ。といって、出版社が私の原稿を元に商業出版に踏み切るという望みは万に一つもない。

幸い現代日本はIT社会だ。自費出版本といえどもささやかにPRを継続する手段には事欠かない。著者による直接販売のメリットも、心構え次第だ。書店に置いてしまったら、誰に買われてゆくのかは運試しだ。著者直接販売ならば、このあたりのトレースが容易になる。

ネタがネタだけにコアでオタクな層には受け入れられる可能性だけは、いつでも信じている。それが著者としての愛情というものだ。

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    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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