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2005年10月14日 (金)

アザースたち

武漢のホテルで目覚める(予定)。今晩18時30分に襄燓に向かう列車に乗るまで市内に留まる。襄燓には21時半に到着してホテルに宿泊だが、田舎町なのでやや不安。このあたり三国志の古戦場が多い。関羽戦死の地も近い。

さてブログの立ち上げ以来200に近い記事を更新してきたが、ほとんど全てがブラームスに関係する記事だった。このあたりでブラームス以外の作曲家についてまとめて言及するのも一興だろう。

【バッハ】「ブラームスの辞書」執筆用に調達した我が家のパソコンでCDの再生が許されている、ブラームス以外では唯一の作曲家。ブラームスは相当崇拝していたと思われる。そりゃあヴィオラ弾きですから「ブランデンブルグ協奏曲第六番」を贔屓してます。

【マーラー】学生時代最後の演奏会のメインがこの人の第五交響曲。よかった。特に第四楽章アダージェットは泣けた。アルマの夫。

【モーツアルト】ここだけの話、モーツアルト不感症なんです。ブラームスは「好き」というと理由を聞かれるのに、モーツアルトは「きらい」というと理由を聞かれる。この扱いの差に抗議したい。モーツアルトに責任はないけれど。

【パッヘルベル】史上最強の一発作曲家。カノンはいい。耳の悪い私も「パイヤール」の「カノン」だけは百発百中で聞き分け出来る。

【ベートーヴェン】世間様に喧伝されているほどブラームスはベートーヴェンを尊敬していなかったと思う。しかし中学高校の6年間は私は筋金入りのベートーヴェン少年だったので、今更邪険にも出来ない。

【シューマン】クララの夫。演奏中にチェロのC線緩めるのは無しにして欲しい。

【チャイコフスキー】誕生日同じなんだよね。時差はあったと思うんですがね。芥川也寸志指揮、古沢巌ヴァイオリンでやったチャイコフスキーの協奏曲が、楽しかった。大学3年の冬だ。

【Rシュトラウス】メタモルフォーゼンは尊敬しています。

【シューベルト】ブラームスは彼を尊敬していたことは確実ながら、お友達になれない「シュベルト」です。

【ドボルザーク】大学オケに入ったときやっていたのが8番。だからなんとなく今も聞く。ブラームスとクララで珍しく意見が割れたのがこの人の評価だったとか。ドボルザークってヴィオラ弾きだったらしいけど、ヴィオラのパートがあまり面白くないような気がする。

【ヴィヴァルディ】大学オケの初めての夏合宿で最終日。降りしきる雨が屋根をたたく北軽井沢のホールで先輩が演奏した二長調のヴァイオリン協奏曲に感動した。「音楽っていいなあ」と。

【ブルックナー】二年冬の演奏会でやった4番。第一楽章の練習番号「S」。第二ヴァイオリンのアルペジオが今も心に残る。というよりそれを弾いていた第二ヴァイオリンのトップの女性が三木清良っぽかっただけの話だ。

【ドビュッシー】二年冬っつうことはブルックナーの4番とカップリングだったんだよね。あのときの「海」は私のフランス離れを決定付けた。

【メンデルスゾーン】二年夏。加藤知子さんを独奏に迎えたヴァイオリン協奏曲。観客には喜ばれたが、ヴィオラは決定的に退屈だった。

【ワーグナー】三年夏。ローエングリンの一幕だか三幕だかの前奏曲にヴァイオリンのソロがあるよね。それを弾いたコンマスもまた三木清良っぽかった。

【バーンスタイン】ウエストサイドストーリー大好きです。

【ハイドン】皇帝賛歌大好きです。完璧な変奏曲だというより、旋律が・・・。

【ベルリオーズ】幻想交響曲が聞きたいときは、心が疲れている証拠のことが多い。

【ラベル】ボレロと弦楽四重奏好きです。

【シェーンベルグ】ブラームスのピアノ四重奏の編曲のことだけど、納得いかないな。自分の趣味でやっただけなら許してあげるけど。「ブラームスもこうしていたに違いない」というノリだったら、お断りです。鳴り物は多いし、ダイナミクス表示をやたら簡素化してるし、かなり無神経に見える。第五交響曲などと、持ち上げる奴が多いのは彼のせいではないけれど。

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コメント

こんにちは♪
ここだけのオハナシ、私もモーツァルト不感症かも・・です。決してキライではないのですが、何となく物足りないようなカンジで…。

私のモーツァルトのイメージは、玩具のブロックです。同じ形がたくさんで組み換え自由・・みたいな…。
色的には、あそこまでヴィヴィッドではないかもしれませんが、濁りのない明るい色です。

でも、モーツァルトさん・・
折り目は正しいのですよね。

<麻由子様
いらっしゃいませ。ってしらじらしかったですか?

「モーツアルト不感症」を口にするとき、いちいち「ここだけの話」と断らねばならない風潮が悪いのであって、モーツアルトに罪はないですよね。

とにかく軽いもんだから持ち上げすぎだって。

わたしも、モーツァルト不感症・・・かも。
レクイエムは好きなんだけど、その他の曲に関してはイマイチ、なんだか正直どれ聴いてもおんなじ印象というか・・・。素通りなんですよねぇ。
のだめは、モツァルトを「ピンク」と表現してますが、わたしはモツァルトは「スカイブルー」な印象です。スコーンと明るい空色ね。

でも、モツァルトのオペラは楽しいなと思います。アリアをレッスンで歌って、芝居としてのオペラの面白さに(少し)目覚めた気がします。でもこれは、楽曲のというより、原作・脚本・楽曲の見事なタッグの賜物といった感じかな?

ブラームスのチェロソナタ一番の3楽章を初めて聴いた時、「ブラームスって、ベートーベンに影響されたとよく語られているけど、むしろこれ聴くとバッハっぽいような・・・」と感じた事があります。

まとまりのないコメントですみません。

<tmple様
いらっしゃいませ。仲間がいて嬉しいです。

ブラームス自身はモーツアルトを尊敬していたようですが、私は今一ッス。何よりも、こういうことを言うのに声を潜めなきゃいけない風潮が嫌いです。ブラームス嫌いという話はみな大声なのにネ。

まあ、人様の趣味だからモーツアルトのことはほっといて、ブラームスしましょ。

はじめまして。ブラームスが大好きな者です。
モーツァルトの項目に全面的に賛同します!私も「モーツアルト不感症」です。
この用語もアルトのパパさんの作なのでしょうか?
バックナンバー、ちょっと拝見しただけでも目から鱗が落ちまくりでした。
これからじっくり読ませていただこうと思っています。

<orange様
いらしゃいませ。
「モーツアルト不感症」は特に私の造語というわけではありません。日本では、「モーツアルトを賞賛しないといけない」的な風潮があると感じています。それに対するささやかな抵抗のつもりです。

「目からうろこ」とは褒めすぎです。そこそこのブラームス好きなら皆、ウスウス感じていることを言葉にしただけです。

モーツアルトは、どうでもいいので、ブラームスで是非盛り上がりたいものです。

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