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2005年10月28日 (金)

のだめの中のブラームス⑭

「のだめ」と通称されるこのコミックの正式なタイトルは「のだめカンタービレ」である。「のだめ」は主人公のニックネームだ。残る「カンタービレ」は「cantabile」という音楽用語で、一般的には、「歌うように」と解される。

実はこの「カンタービレ」はブラームスとベートーヴェンを分かつポイントを形成している。楽曲の冒頭を飾る発想記号として特に緩徐楽章において多用するベートーヴェンに対して、ブラームスは、発想記号として「カンタービレ」を一切用いていない。パート系として本当に限られた数が使用されているに過ぎない。ブラームスがカンタービレを用いない傾向を、作品の真贋論争の決め手に採用する学者もある程である。1938年に発見されたイ長調の三重奏曲はこの「カンタービレ」が使用されているという。作品が書かれた当時のブラームスの作品には「カンタービレ」が使用されていないことをもって、この三重奏曲を贋物と推測する根拠としているのだ。

カンタービレ不使用をかたくなに守りぬくブラームスの第一交響曲が「のだめカンタービレ」の前半のクライマックスを形成していることは皮肉な現象である。この第一交響曲の一つ前の作品番号を持つ弦楽四重奏曲第三番op67に、貴重な貴重な「cantabile」の用例が存在する。どこにあるかは内緒である。

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