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2005年10月27日 (木)

ヴィオラ仲間

大学オーケストラに入団して、ヴィオラをはじめたことは、以前にも書いた。これによって、ヴィオラという楽器に没頭したことは確かだが、もう一つ、同じくヴィオラを選んだ人たちとの付き合いも深まることとなった。

初心者であった私を根気強く教えてくれた先輩、同期入団のヴィオラ弾き、ヴィオラ経験者の後輩たち。4年間オーケストラ活動をすると7世代との付き合いを持つことになる。当時の千葉大オケのヴィオラはけして大所帯ではなかった。家庭的でアットホームなまとまりがあった。ヴァイオリンは演奏会の度に第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンの再編があり、パートとしてのまとまり感を維持するのが難しそうだった。一般にありがちな第二ヴァイオリンが弾けない奴がヴィオラを弾くというような偏見もなく、オーケストラの中央に腰を据えてあちこちにアンテナを上げていた。

ヴィオラだけの練習は週二回は実施されていた上に、ヴィオラだけのコンパ、ヴィオラだけのハイキング、ヴィオラだけの合宿、ヴィオラだけのアンサンブル、揃いのTシャツなどなどイベントの豊富さだけはオケ一だった。

「ブラームスの辞書」でさんざん言及されるヴィオラへの愛は、こうした土壌で次第にはぐくまれていったものだ。初心者で怖いもの知らずだった1年、経験者の後輩が入り狼狽した2年、3年後期から任されたパートリーダー。悠々隠居の4年。皆ヴィオラパートの仲間と苦楽をともにした。人生で大切なもののいくつかをここで学んだ。

ありがたいことに「ブラームスの辞書」の出版を記念して、当時のヴィオラのメンバーが集まってくれるという計画が進行中である。思えばこうした温かみが、いつもヴィオラの特色だった。

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