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2005年11月28日 (月)

「ff」で曲を開始するということ

「ff」で曲を開始してるケースが6例存在する。どこにあるかは内緒だ。ブラームスでは「fff」が三回出てくるだけなので、「ff」で曲を開始するということは、すなわち「曲中にこれ以上のダイナミクスは現れませんよ」という宣言に等しい。冒頭でいきなり手の内をさらすということに他ならない。

一方「pp」の開始は16例存在する。しかしこれは「曲中これ以下のダイナミクスは現れませんよ」には直結しない。何故なら「ppp」が69例も存在するので、「pp」をダイナミクスの底であると断言するにはリスクを伴うからだ。「f」側と「p」側の用語使用上のバランスのズレがいかにもブラームスらしい。

ブラームスにおいて、「曲の頭にいきなりffを配する」ということがどれほど異例か、演奏者が判っていたほうがいいと思っている。「心あるフォルテシモ」を期待するものである。

それにしても6箇所の「ff」スタートのうち4箇所までがニ短調というのが、何やらいわくありげである。

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