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2005年11月 4日 (金)

室内楽喫茶

文化祭シーズンたけなわである。

はるか昔の思い出になってしまったけれど、私にも大学在学中のオーケストラ時代には、大学祭の思い出がある。おそらく今の現役諸君もだと思うが、我らオーケストラの大学祭での出し物は、伝統的に室内楽喫茶だ。生の室内楽を団員が代わる代わる聞かせながら、喫茶軽食が楽しめるという寸法である。大学祭期間中、分刻みのスケジュールで室内楽が演奏される。

企画運営は1年生だ。今もだろうと思う。出演団体の決定、プログラムの作成、看板の作成、メニュウの作成、調理、配膳、チケット販売など全て入学から半年以上経過して、学園生活に慣れた一年生が取り仕切る。じつはこれ、その後の団の運営にあたり人材の発掘育成という狙いもある。室内楽喫茶の仕切りを全てポンと一年生に任せる。先輩は何も言わない。一年生どうしが話し合って担当を分担し、リーダーを決め効率のいい運営方法を考える。結果としての室内楽喫茶の出来は年によるバラツキはそう大きくない。上級生は年によっては数十名となる1年生のうち誰がリーダータイプなのか?をはじめ個々の働き振りを見ながら、次世代のオーケストラを仕切る人材を見極めるという寸法だ。1年生は、先輩のそうした思惑を知ってか知らずか、ただ働く。準備期間はいつも足りないものなのだ。で、打ち上げの日、飲む。これで同期の絆はさらに深まるのだ。

ステージ脇に陣取って、プログラムの進行を管理する役割がもっとも重要だ。プログラムに従って出演者が集合しているかどうか。進行に遅れがないかどうか?いつもチェックしてプログラム間に無駄な空白が出来ないように気を配る。演奏の合間に譜面台や椅子をセッティングする段取りも、なかなか大変だ。膨大なノウハウの塊となる。

これらがその後のオーケストラ運営にも生きることになる。

上級生は、一年生の企画する室内楽喫茶に出演する。どんなに上手な団体でも下手っぴいでも学園祭期間中に一回の出演時間が与えられる。主催者の判断で、レベルが高そうな団体が、客の入りそうな時間帯になる。一年生主体の団体は比較的空いている午前に出演するなど微妙な了解も存在する。例年のことなので、これに合わせて早くから密かに練習を積む団体もあれば、一瞬のキラメキを狙う団体もある。それから楽しいのは思い思いにネーミングされる団体名だ。弦楽器奏者たちは縦割りといって、小編成の合奏に最低一つは参加するという決まりや、管楽器奏者たちも縦割りにされて最低一つは五重奏に出るというようなお触れが出される年もある。

冬の演奏会まで約1ケ月半のタイミングで、一瞬だけ訪れる室内楽三昧の日々なのだ。文字通り「祭り」である。この後オーケストラは祭りの後の余韻に浸る間もなく、定期演奏会に向けて歩みを加速することになる。

すでに卒業から四半世紀。このプロセスが繰り返され続けている。

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