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2005年12月 6日 (火)

献本行脚⑤

久々に献本を決行した。某音楽大学としておこう。

正門の警備員さんに事情を話すと、やや困ったような表情。そうです。お困りですよね。そういう訪問者は想定外でしょうから。でも、近くにいたもう一人の人と相談すると、直接図書館に電話をかけてくれた。しばらくすると、「直接図書館に出向いて、そちらで事情を話してください」と言って、図書館への地図を手渡してくれた。ありがたい。ここで門前払いでも何も文句が言えないところであるから、有り難味もひとしおである。

てくてく歩いて図書館に向かう。傾きかけた日ざしがキャンパスに差し込んで心地よい。ピアノを練習する音もかすかに聞こえてくる。正門からはものの5分で図書館だ。カウンターごしに訪問の主旨を告げると応対に出た女性が、どこかに電話をかけている。やがて司書とおぼしき女性が現れた。「自分で書いた本を寄付させていただきたい」と告げて「ブラームスの辞書」を差し出した。彼女は「蔵書とさせていただくかどうかは、この場では決定出来ませんが」と申し訳なさそうに口ごもっている。当然である。ここで門前払いでも文句は言えないのだ。「それでは本をお預けします。もし蔵書に出来ないというご判断であれば後日取りに来ます」と言う。「それならば対応できます」とニッコリである。

見ず知らずの飛び込みの訪問者への応対として当然である。不審な点は何一つ無かった。一つだけお願いをした。蔵書にするかどうかの判断の可否にかかわらずメールか電話かどちらかで知らせて欲しいと申し出た。これにはあっさりと同意していただいた。名刺を置いて礼を言って辞した。その間ものの10分である。

さてさて、どんな判断が下されるか楽しみに待つとしよう。

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