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2006年1月15日 (日)

「Andante」の感じ方

「Andante」を速いと思っていたのか、遅いと思っていたのかという話。どうやらモーツアルトは速いと思っていたらしい。ベートーヴェンが判断に迷っていた話も伝わっている。ブラームスはどうだったのだろう。

「そんなことどうでもいいではないか」と思う人も多いだろうがそうもいかない。「molto」のような「煽り系」や、「non troppo」のような「抑制系」に修飾された時、速度が上がるのか下がるのかに関わるからだ。幸い「Andante」は「molto」にも「non toroppo」にも修飾されにくいのだが、一つだけ厄介なケースがある。「Andantino」だ。「Andante」が縮小語尾「-ino」を伴うケースだ。

「Andante」が速い概念なら、その縮小形は「Andante」よりも速度が減じられるハズである。遅い概念なら「Andante」より速度を上げねばならない。

ブラームスはどう思っていたのだろうか?

第二交響曲第三楽章にヒントが隠されている。「Allegretto grazioso(quasi andantino)」とある。この「quasi」により「Allegretto grazioso」が、「Andantino」と隣接する概念であることが推定出来る。「Andantino」が「Andante」よりAllegretto」寄りだということが解る。速度においては「Andantino>Andante」ということになる。つまりブラームスは「Andante」を遅い概念だと思っていたと考えられる。

ヴァイオリンソナタ第二番の終楽章には。「Allegretto grazioso(quasi andante)」という類似した記載もあってややこしい。これは別に理由がある。ブログでは内緒だ。

ベートーヴェンは「Andante」の解釈に悩んでいた形跡がある。「Adagio」の使用頻度はブラームスよりベートーヴェン優勢であるが、「Andante」においてはそれが逆転する。ブラームスにおいては「遅い概念」で迷いが無い。「Adagio」「Andante」とも遅い側の概念としながら、ブラームスは繊細に使い分けていたと思われる。

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コメント

はじめまして!
mixiの足跡をたどってきました。
ブラームスは「ハンガリア舞曲」と「ホルン3重奏」が好きです。
まだまだ知らないことだらけですが、また来ますね♪

<ほし様
「ホルン三重奏曲」と「ハンガリア舞曲」とは意外な組み合わせですね。
是非またいらしてください。

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