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2006年1月 5日 (木)

天才の気紛れ

昨日の記事を見るがいい。ブラームスがソナタ形式において「提示部末尾にリピート記号を与えるかどうか」について、用例の分析から何らかの傾向を引き出そうと試みたが、徒労に終わった。思えば「緩徐楽章が第二楽章なのか第三楽章なのか」も「ソナタが四楽章を採るか三楽章を採るか」も結局尻尾がつかめなかった。

個々の作品を観察するだけでは浮かび上がってこない何らかの傾向が122の作品全体を俯瞰することで見つかりはしないかと、エクセルを振り回すのだが、ビクともしない。

解らないときの言い訳が「天才の気紛れ」なのである。そもそも「天才の気紛れ」は「統計」や「数学」の対極に存在するのだ。あるひとつの現象が「調性」「作曲年代」「曲種」「拍子」「ダイナミクス」のどれかあるいは複数との間に相関関係がありはしないかと追求するのが「ブラームスの辞書」の動かし難い柱になっている。統計や分析の手法が未熟のせいもあろうが、ブラームスはなかなか尻尾をつかませてはくれない。

万が一「天才の気紛れ」の堆積から、ブラームス本人も意識していなかったような、規則性が見つけられればこんなに楽しいことは無い。古代ギリシャ人が自然を注意深く観察して次々と美しい定理や法則を発見証明して行ったように、私も「ブラームスの気紛れ」の中から、チャーミングな偶然をたくさん発見したいと心から思う。万が一それらの企てが徒労に終わったとしても、「ブラームスの気紛れ」になら一生振り回されているのも悪くない。

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