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2006年1月10日 (火)

ドイツ語表示の声楽集中

「ブラームスの辞書」執筆中に、思わず嬉しくなる現象にいくつか出会った。本日のネタはその筆頭格とも呼べる代物である。

音楽用語の定番はもちろんイタリア語だ。「allegro」「andante」「adagio」等の発想用語はもとより「p」「f」などのダイナミクス記号もイタリア語だ。ところが、ドイツの作曲家たちはいつのころからかドイツ語も使うようになる。おそらくベートーヴェンが晩年にやり始めたのが最初だと思うが定かではない。シューマン、ブルックナー、マーラーと時代を下るにつれて増えてゆく。かくして現代日本の学生たちはイタリア語辞典とともにドイツ語辞典も準備せねばならなくなった。こうした作曲家の母国語を楽譜上に躍らせる傾向は、我らがブラームスにも見られる。

ブラームスの楽譜におけるドイツ語指定の出現にはあっと驚く特徴がある。ドイツ語は声楽が加わった作品にのみ出現するのだ。声楽の加わった作品であれば器楽の伴奏パートに出現することもあるが、器楽作品には一切現れない。シューマンやマーラーにはこうした規則性はない。音楽用語をドイツ語表示するかどうかの基準はいったいどこにあったのだろうか?

さらに肝心な声楽側には「Langsam」と「Adagio」が混在しているのも悩ましい。「Langsam」一辺倒ではないのだ。さらに初期の独唱歌曲に多い現象として、声のパートとピアノのパートにほぼ同等の意味の語が「ドイツ語」と「イタリア語」でそれぞれ付与されることが多い。声にはドイツ語、ピアノにはイタリア語だ。昨年6月21日に言及した「伊独辞典状表記」である。そして作品32を境に今度は声のパートへの指図そのものが極端に減ってゆく。

例によって最後に例外に言及せねばならない。声楽交じりの作品に限定されているハズのドイツ語が作品76のピアノ小品集にのみ出現している。昨年12月10日の記事に述べたとおりだ。

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