カヴァーをはずしたところ
「ブラームスの辞書」の装丁は石川書房さんにお任せした。
とはいってもいくつかの場所には私なりのこだわりも盛り込んでもらった。 写真右は「ブラームスの辞書」のカヴァーをはずしたところである。ブラウン基調ということは、以前にも言及したとおりだ。カヴァーをはずしてみると表紙の部分には「ブラームスの辞書」というタイトルは書かれていない。背の部分にはちゃんと書かれているのだが、表紙にはブラームス自筆の署名が白抜きで記載されているだけだ。
ブラームスが愛用の辞書に自分で名前を書いて持ち歩いている雰囲気が出ることを狙ったものなのだ。実際には白抜きで署名する奴はいないのだが、そこはデザインである。写真には写っていないが、裏表紙は何の文字も印刷されていない。私の脳内基準ではこれってブラームスっぽいのである。
この装丁実は気に入っている。
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