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2006年2月20日 (月)

精神衛生上の効果

世の中厳しい。甘くない。よく言われるフレーズだ。その通りと思う。俗に「この世は、やりたいのに出来ないことと、やりたくないのにしなければいけないことで出来ている」という人もいる。なかなかの名言だ。

この言い方を借りれば、自費出版は、「やりたいことが出来た」のだから、世の中のしきたりから見れば、相当ありがたいことなのだ。大好きなブラームスについての本を出してしまったということで、精神面において有形無形の良い影響が現れている。

いい歳をこいた大人が、精神的に安定出来たなどというと甘ったれたことを言うなと叱られそうなのだが、事実だから仕方が無い。なんか細かなこと、少々のことに動じなくなったというのか、リセットが早くなったというのか、ケツの座りが良くなった自覚症状がある。そりゃ、いい歳のサラリーマンで、会社ではいわゆる「そこそこ」状態だ。たまには組織のために理不尽なことにも耐えねばならないこともあるが、滅多に聴牌らなくなった。

執筆・出版という行為を通じて、異業種の人たちと一年間交流したことも大きい。サラリーマンとしての勤めを粛々と果たしながら、準備も入れて約2年でいっぱしの著者になれたことは、数値化できないくらい大きいことなのだ。「自信になった」と言い換えてもよい。中学時代の部活動の最後の1年間、大学受験の最後の3ケ月、大学オケの4年間の合計にも匹敵する濃い2年間だった。この濃い時間を勤務と両立させきったというところが、学生時代にはあり得なかった技ありの部分なのだ。さらにまた会社を定年退職した後の出版でないところも売りの一つだ。「まだ俺にもこんな情熱があった」と我ながら驚いているところだ。

家庭、会社の他に帰るべき港が持てたという感触だ。ただ趣味で楽器を弾き、ブラームスを聴いていただけの時とは明らかに感覚が違う。好きではあったが、音楽を帰るべき港だと思ったことは無かった。音楽に限らずいろいろな面で、他人様の意見にじっくり冷静に耳を傾ける余裕が持てたとも感じている。

いやいや本を出版するという行為の威力は、並大抵ではない。そして今、開設9ケ月目にはいったブログも負けず劣らずエクサイティングだ。

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