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2006年2月18日 (土)

音楽を彩る言葉

音楽を言葉で表すことは、難しいと知りつつ、それに挑む人は少なくない。かく申す私の「ブラームスの辞書」だってその仲間だ。一回の演奏に40分を要し、70名程度の演奏者の参加が必要な作品をわずか三行で評してみたりという類の離れ業さえ頻繁に見かける。

音楽を言葉で表す試みの中にも難易度や世間様への通用度はいろいろな差がある。音の振動数の多い少ないを「高い低い」と呼ぶことや、音の振幅の大きい小さいを「強い弱い」とすることは、世の中への浸透度においては確たるものがある。楽譜上や演奏上で何がどうなったときに「高い低い」「強い弱い」と表現するかについては、個人差が少ない。

困るのは次のような言葉だ。「憂鬱」「メランコリック」「重厚」「渋い」「屈折」「暗い」ブラームスの音楽を表すときに用いられることの多い用語なのだが、楽譜がどうなっているときにこれらの用語が用いられるのかについて確たる定義がないように見受けられる。申すまでも無く、ブラームスの音楽が惹き起こすさまざまな感情の原因は、どの道楽譜の上に存在しているハズである。

このあたりの定義が曖昧なまま、さらには楽譜上の根拠に深く顧慮しないまま、ブラームスという作曲家のブランドイメージにつられてお決まりの用語を書き連ねているケースがありはしないか憂うものである。かくして根拠曖昧なまま羅列された「憂鬱」「メランコリック」「重厚」「渋い」「屈折」「暗い」等のブラームス御用達表現を見たクラシック初心者は、このように感じないのは自分の耳のせいと思い込むという悪循環が待っている。

もちろんこれらはブラームスには何の責任もない。またブラームスに限ったことでもない。モーツアルトやバッハやベートーヴェンにだって「御用達用語」がある

「ブラームスの辞書」ではこれらの用語の使用に慎重を期してきたことは既に述べたとおりである。

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