寒い朝のテネラメンテ
立春を過ぎたとは言え、朝はまだまだ寒い。ipodのおかげで駅までの徒歩16分が苦にならなくなった。今朝は何気なく「6つのピアノ小品op118」を玄関でセットした。晴れてはいたけれど、荒涼たる野を吹き抜けるような118-1のインテルメッツォが、冬っぽくていいと思ったからだ。
予想もしなかった収穫は次の瞬間だった。インテルメッツォ118-2「アンダンテ・テネラメンテ」が不意に流れ出した。背筋に冷たいものが走った。無理やり言葉にするのは本意ではない。
よく晴れた日の寒い朝、道を歩きながら聴くといい。その時、出来れば空を見ていて欲しい。この曲を作ったブラームスの気持ちに少しだけ近付けたような気になれる。
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同じく、ここまでにしておきます。
すごく感慨深かった・・。
投稿: 亜ゆみ | 2006年2月12日 (日) 06時50分
わかってもらえて嬉しいです。
ただそれだけにしておきます。
言葉にしてしまうと、壊れてしまいそうだからです。
投稿: アルトのパパ | 2006年2月11日 (土) 23時46分
すごくその情景が浮かんできます。
実は私も最近、聴いていたiPodから不意に118-2が流れ出して不思議な気分になったことがありました。
やはりその時の空は晴れていました・・。
投稿: 亜ゆみ | 2006年2月11日 (土) 23時35分