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2006年3月17日 (金)

mf marcato

1月18日の記事で「fp marcato」が協奏曲に集中する点に言及した。本日の記事はそれと関係がある。また一方で2月22日に「mf」を話題にしたので、その続編とも位置づけ得る。

「mf marcato」は「やや強く、はっきりと」と解されて疑われることはない。解釈自体に問題を孕むケースは少ないと思われる。しかしながら、13箇所の用例を吟味するといくつかの特徴が浮かび上がる。ピアノ五重奏曲第四楽章284小節目のピアノに出現することを例外とすれば、12例全て協奏曲の中に現れる。ピアノ協奏曲第一番第三楽章119小節目のホルンを例外とすれば、残り11例全てが弦楽器に集中している。協奏曲に集中していながら、独奏楽器には一切現れないというのも奇妙である。

上記にあげた2つの例外を別にすると、その傾向ははっきり見て取れる。すなわち、華麗なアクションを見せる独奏楽器を下支えする役割である。

この種の小さな整合性の積み重ねをブラームスがおろそかにしていなかった証拠と考えている。なんだかポカポカあったまる話だ。

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