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2006年3月10日 (金)

原典版

近頃よく聞く言葉。ドイツ語で言うところの「Urtextausgabe」のことらしい。昨今流行の「原典主義」は、演奏や解釈に際してこの「原典版」を尊重することと解される。その楽曲が最初に出版された際の楽譜「初版」とは本来厳密に区別される。ましてや作曲家のオリジナルの草稿・手稿の類とは一線を画するものだ。より厳密に定義するなら、信憑性の高い一次資料に基づいて、その作曲家の世界的な権威が校訂を加えた楽譜を「原典版」と呼んでいるのだ。この意味ではあくまでも「批判版」の一種である。

「ブラームスの辞書」の執筆段階で頂戴した最高の心配事には「ブラームスオリジナルでない限り意味が無い」がある。これを真に受けてしまうと「原典版」を参照していてもダメだということになる。世界的な権威かもしれないがブラームス本人ではないことは動かし難いからだ。

我が家のヘンレ版の楽譜にはこの「Urtextausgabe」という文字が誇らしげに踊っているが、ブラームスのオリジナルでないという一点は肝に銘じなければなるまい。「ブラームスの辞書」はブラームス本人の癖ではなくて、原典版の校訂者の癖を浮き彫りにするだけかもしれないことは覚悟せねばならない。

それにしても原典版の信頼性は誰がどのように保証しているのだろうか?原典版の序文が日本語でないのが残念である。

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