脱稿記念日
今日3月7日は「ブラームスの辞書」の原稿が一応出来上がった日。昨年のことだ。一昨年の11月23日から執筆を始めた原稿を書き終えた日だ。それを出版社の社長さんにメールで知らせたら、「脱稿おめでとうございます」と言われて「脱稿」という言葉を初めて知った。
実際にはここから校正が入ったり、譜例を作ったりと忙しかったわけだが、一応の区切りがついた日なのである。初めて経験する執筆活動360000字が無事ゴールにたどり着いただけで万歳だった。「脱稿」の「脱」という文字が実感として理解出来たけれど、正直言って終わってしまうのが寂しかった。もっともっとブラームスについて書いていたかった。達成感より寂しさのほうが勝っていた。ブラダス22000行のデータ入力は、確かにしんどかったけれど、執筆は楽しかった。
7月の刊行まで約4ケ月にこぎつけていたことになる。
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