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2006年4月22日 (土)

英国嫌い

ブラームスは英国が嫌いである。英国の音楽愛好家たちが早くからブラームスを認めていたのとは対照的に、ブラームス自身は生涯英国の地を踏むことはなかった。英国嫌いではなくて、船が嫌いだったという説もあるがはっきりしない。イタリアにはたびたび出かけていたのとは対照的である。友人たちはしきりに訪英を薦めたらしいが、頑として首を縦に振らなかったということだそうだ。何しろクララ・シューマンの説得にも応じなかったのだからよっぽどである。

クララ・シューマンの高弟で、英国出身の女流ピアニストが、「ご自身の作品を広めるためにも英国に行くべき」という理屈で食い下がったが、これも敢え無く頓挫している。そのときのブラームスの答えが渋い。たしか「そのために出版しているのだから」「全ては楽譜に書いてある」のような返事だったようだ。何たる自信だろう。楽譜に全てを盛り込みきったという手応えと自負がそう言わせているとしか思えない。国境を挟もうが、海を隔てようが、異国語を繰ろうが、かならずや伝わるハズという自作への強烈な自負だ。自らの意図は全て楽譜上で発信するだけに限定し、一切のジャーナリスティックな手段を放棄した姿がダブって見える。ブラームスの楽譜にはこうした並々ならぬ決意が込められていたと解されるべきである。

ブラームスの楽譜ほどの完成度は到底望むべくもない我が「ブラームスの辞書」は、ブログであれこれコメントを施してなお、一人歩きもままならぬ代物である。せめてブラームスの心意気だけは肝に銘じていたいものである。はしゃぎ過ぎは慎まねばなるまい。

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