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2006年5月27日 (土)

題材ランキング

ブラームスが他の作曲家の作品をどれだけ自作の題材に取り入れているかを、マッコークルをベースに調査した。変奏曲の素材、協奏曲のカデンツァの作曲、作品の編曲を行っている曲の数を作曲家別に集計した。

  1. シューベルト 32曲もある。ワルツ20曲のほか、リートの編曲が中心だ。シューベルトへの傾倒振りが裏付けられた。
  2. ヘンデル 16曲。作品24の変奏曲が有名だが、声楽器楽取り混ぜてよく編曲の題材に使っている。
  3. シューマン 7曲。ご存知のとおりの二人の関係だから意外に少ない印象。作品9と作品23の変奏曲のほか、ピアノ四重奏曲の連弾への編曲など器楽偏重だ。独唱歌曲は一顧だにされていない。
  4. バッハ 6曲。イメージよりは少ない。左手のためのシャコンヌが筆頭格だ。
  5. モーツアルト 4曲。ピアノ協奏曲のカデンツァばかりである。むしろ自筆譜のコレクションに傾注したのだろうか?
  6. ヨアヒム 3曲。ご存知の通りの大ヴァイオリニストだ。彼の管弦楽曲をピアノ連弾に編曲している。
  7. ベートーヴェン 3曲。意外に少ないけど、判るような気がする。素材として取り上げて面白い曲は少ないってことかも。

これ以下、ハイドン、パガニーニ、グルック、ショパン、スカルラッティ、ウエーバーがそれぞれ1曲ずつある。

一昨日の記事「シューベルトへの傾倒」がデータで裏付けられた。ブラームスの他の作曲家の好みの全貌を浮かび上がらせるには役不足だが、一面を伝えていると思われる。

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