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2006年5月 2日 (火)

ipodの特性

ipodについて購入した当初から感じていたことがある。いわゆるポピュラー音楽というジャンルの音楽を楽しむことを前提としたアイテムではなかろうか。

15000曲という大容量は、確かにクラシックにとってもありがたいが、その他の諸機能はどちらかというクラシック向けではないと感じている。ポピュラー音楽のマーケットはクラシックよりも断然大きいと思われるので、クラシック愛好家を特に意識した機能になっていないのは自然でさえある。交響曲や室内楽の楽章が、シャッフルされて聴けることなど、何のありがた味もない。どうせなら再生すると画面に歌詞やスコアが現れるとか、再生中の曲のメトロノーム値が自動で表示されるとか、再生中の曲のAの周波数が表示されるとかクラシック向けの装備を満載にしてもらいたいものだ。

ところがである。こと歌曲に限れば、一連のポピュラー音楽仕様が断然価値を持ってくる。連続して演奏または鑑賞することが前提の連作歌曲を例外とすれば、歌曲のほとんど全ては、1個の作品番号でまとめられた作品を連続して聴く必要はない。欧州で「リーダーアーベント」と呼ばれる歌曲のリサイタルも特定の作曲家の作品を番号の若い順にコンプリートするような選曲になっていないことのほうが多いのだ。むしろ歌い手が、あれこれと選んだ結果としてのプログラムの配列のセンスを競うような部分も否定できない。CDの選曲も同様で、歌手が自分の好みで作品を配列している個性を味わうことまで楽しみの内でさえあるのだ。それどころか「ブラームス歌曲全集」のような企画ものを別とすれば、1個の作品番号に含まれた作品を全部というような選曲は野暮というものだ。

ブラームスでは、連続して演奏されることを前提とした「連作歌曲」は多くない。作品33の「ティークのマゲローネのロマンス」くらいだ。作品19-2と3、作品59-3と4くらいは、もしかすると連続して演奏したほうがいいかもしれない他、作品121の「四つの厳粛な歌」や作品103の「ジプシーの歌」を無理やり挙げることが出来る程度だ。これらとて単独で演奏することが無趣味とまでは言えない。

一流歌手たちのブラームス歌曲アルバムを次々とipodに取り込んで、彼らの選曲のセンスを味わうというのも風流な楽しみ方である。

私の歌曲への傾倒が、ipodの購入をキッカケに加速したことは偶然ではない。

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