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2006年6月29日 (木)

イ調への思い

6月7日の記事とあわせてご覧頂きたい。ブラームスの調性選択の癖について、ベートーヴェンを織り交ぜながら言及してきた。本日はその続きである。

本日は主音に切り口を変える。ハ長調とハ短調は主音Cという意味で一くくりとみなす立場である。

主音別調性使用ランキングの第1位は「A」である。長調側でイ長調は第4位に過ぎないが、短調側でのイ短調はちょっと抜けた感じの第1位である。かくして「イ調」は14.9%を占めることとなる。第2位は「D」だ。長調側でニ長調が3位、短調側でニ短調が第2位だ。続く第3位は、「F」。長調側で第1位なのだが、短調側で6位にとどまった。「A-D-F」の順番となった。6位まで並べると「A-D-F-E-C-G」だ。

ちなみにベートーヴェンでは「C-Es-D-F-G-A」になっている。やはりEs(変ホ)が燦然と輝いている。これはEsmollの出にくさを考えると驚異的である。

ブラームスの傾向を見て感じたことをいくつか。

  1. 1位から3位の並びを見ると「FAF」が出易いのは当たり前だ。FisやAsまで許容範囲なら上位3つの中ではほとんど自在だと思われる。
  2. 5月20日の記事で言及したクララのモチーフ「A-Gis-Fis-E」はうなずける。ベートーヴェンではランクインしない「E」が4位というのが不気味に符合する。
  3. 上位3つを見て「ああニ短調の主和音の第二展開形だね」などと言っては理屈っぽくなり過ぎるが、思えばブラームスのニ短調への思いは格別だと思う。クララに捧げた左手のためのシャコンヌも弦楽六重奏曲第一番の第二楽章もニ短調だった。

なんだか統計も捨てたものではない。

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コメント

<空の風様

統計は隠し味です。何よりもまず直感。直感が統計で裏付けられると嬉しいものです。

統計で裏づけられなかったとしても、簡単には直感を捨てたりしませんが。

統計は、とても参考になります。
ありがとうございます。

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