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2006年6月28日 (水)

イ短調の記憶

このところ濃い目の調性ネタが続いたので息抜きをすることにした。

私が中学二年生の頃だったと思う。音楽の新任教師が赴任してきた。高橋先生という大学を出たての女性だった。とても素敵な先生だった。運動会のフォークダンスの時、女生徒の頭数が少ないのを補うために一緒に踊ってくれた。パートナーが次々と交換する踊りで、高橋先生と踊った時にはドキドキしたものだ。

ある日の授業のときだった。みんなに歌を歌わせた後先生が「今のは、何調でしょう」とみんなに尋ねた。クラシック音楽に傾斜し始めの私だったが、短調だということ以外はわからなかった。程なく先生が「イ短調です」と答えをいった。「フラットもシャープも付いていないので、ハ長調かイ短調ですよ」「時々旋律にソのシャープがあることからもイ短調と判ります」と説明された。何のことやらサッパリである。何故ソにシャープが時々付くとイ短調なのか全く判らなかった。クラシック音楽ってなんだか凄いなと思った。

その5年後私は大学生になった。千葉大学管弦楽団に入団し、あるときOB名簿を見ていて驚いた。高橋先生がヴァイオリンのOBとして載っていたのだ。奇遇というものはあるものだ。私の中学でブラスバンドの顧問をしていたのは、楽団史上屈指のホルン奏者だったこともわかった。

ブラームスのイ短調の理屈をこねていてふと思い出した。

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コメント

<空の風様

そおなんですよ。驚きました。

悪いことは出来ません。

すごいお話ですね。世の中狭いですね☆

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