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2006年6月19日 (月)

夕立

1875年夏に作曲された歌曲に「Abendregen」(夕立)作品70-4がある。2小節のイントロに続いて歌が始まるとすぐ、不思議な景色に出会う。3小節目の2拍目の裏の8分音符のところだ。歌のパートに音が2つ記されている。ヴァイオリンでいうとA線の開放弦のAと、そのオクターブ上のAだ。無論弦楽器の楽譜だったら何の不思議もなく重音奏法をする場所だと理解できるのだが、これは独唱歌曲の楽譜である。重音は無理だ。

我が家はドーヴァー版の楽譜だが、両方の音符の大きさは全く同じだ。どちらを歌っても可能という意味だと解するのが自然だ。

我が家にはこの歌を収録したCDが5通りある。アンドレアス・シュミット、マーガレット・プライス、デボラ・ポラスキー、フィッシャーディースカウ、ロベルト・ホルだ。一応CDの入手順に聴いて確認してみた。みんな上のAを歌っている。がっかりしかけた5人目のロベルト・ホルが下のAを歌ってくれていた。どっちも可の意味で、やはり重音ではなかった。(あたりまえだ!)

でもって、驚いた。下のAを歌うと第四交響曲第一楽章の冒頭と瓜二つになるのだ。上を歌うと3度下降の連鎖になるのだが、下を歌うと3度下降に6度上昇となるのだ。

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