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2006年6月 7日 (水)

調性ランキング

6月3日の記事で予告した通り、今年は調性ネタに進出する。手始めにブラームス作品における調性の起用状況を統計してみた。しかしこれはまだ仮という側面も強い。マッコークルでは一部の作品について調性の記載がない。幸い譜例は全部に載っているので、大体のところは見当が付くが、曖昧な部分も残っている。メジャーな曲については調性の確定が出来たので公開する。

作品番号付きの全作品が対象だ。楽曲の冒頭の調性を集計した。多楽章形式の曲については個々の楽章もひとつの楽曲と認識している。変奏曲の中の個別の変奏は1曲と認識していない。楽曲の途中で調号が変化してもカウントにはいれていない。たとえば第一交響曲の第四楽章は、「歓喜の主題」がハ長調だが、あくまでも楽章冒頭のハ短調としてカウントされている。また舞曲楽章のトリオもノーカウントになっている。ブラームスにあってはとかく移ろい易い調性である。厳密な定義なしに数えると混乱が生じるからどこかに線を引かねばならず、その線の周囲をミクロに見ると矛盾することもあるがやむを得ない。

<長調の部>総数324曲。ちなみにベートーヴェンだと一位はハ長調16.1%になる。

  1. ヘ長調、50曲15.4%
  2. 変ホ長調、41曲12.7%
  3. ニ長調、40曲12.3%
  4. イ長調、35曲10.8%
  5. ホ長調、34曲10.3%
  6. 変ロ長調、24曲7.4%
  7. ト長調、23曲 7.1%
  8. ハ長調、23曲  7.1%
  9. 変イ長調、23曲 7.1%
  10. ロ長調、18曲5.6%

<短調の部>総数275曲。総数では長調より少ないが、イ短調は長調第一位のヘ長調を抑えて調性別ランキングの総合一位だ。ベートーヴェンだと短調の一位は予想通りハ短調でなんと28.7%だ。

  1. イ短調、51曲18.5%
  2. ニ短調、39曲14.2%
  3. ハ短調、37曲13.5%
  4. ト短調、34曲12.4%
  5. ホ短調、28曲10.2%
  6. ヘ短調、26曲 9.5%
  7. ロ短調、23曲 8.4%
  8. 嬰ヘ短調、15曲 5.5%
  9. 変ホ短調、8曲 2.9%
  10. 変ロ短調、6曲 2.2%

<調号別ランキング>上記を調号別に集計した。ベートーヴェンは♭3個が19.4%でダントツの一位。

  1. ♭1個(ヘ長調+ニ短調)89曲、14.9%
  2. ♭3個(変ホ長調+ハ短調)78曲、13.0%
  3. 調号なし(ハ長調+イ短調)74曲、12.4%
  4. ♯2個(ニ長調+ロ短調)63曲、10.5%
  5. ♭2個(変ロ長調+ト短調)9.7%

<主音別ランキング>今度は主音別に集計。ベートーヴェンだとCが18.8%でダントツである。

  1. Adur+Amoll 86曲 14.4%
  2. Ddur+Dmoll 79曲 13.2%
  3. Fdur+Fmoll 76曲 12.7%
  4. Edur+Emoll 62曲 10.4%
  5. Cdur+Cmoll 60曲 10.0%

なかなか興味深い数字がならんでいる。今後これらを元にいくつかの考察を試みたい。

   

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