記事の順序
ブログ「ブラームスの辞書」の肝は何と言っても記事である。絶え間なく解き放たれるブラームスネタの奔流こそが売りである。ネタの鮮度、オリジナル度を各々一定の水準に維持しつつである。
確かにネタの量と質が一番のポイントであることは動かし難いのだが、それらの周辺には細かな工夫も存在する。その代表が「ネタのレイアウト」だ。ブログ「ブラームスの辞書」にたどり着く人が最初に目にする記事が何であるかはとても重要だ。とても重要なのだが、管理人の私のコントロールが及ぶ領域ではない。ブラームスネタの奔流と言っても、一定のローテーションがある。毎日脂ぎったオタクネタでは息が詰まるというものだ。だから最初の訪問が「ローテーションの谷間」にぶつかってしまった読者が、「つまらぬ」と思って二度と訪問してくれなくなるリスクがいつも存在している。
そうしたリスクは前後2日程度の記事にスクロールさえしてくれれば、大きくこれを減じることが出来る。5日連続ローテーションの谷間ということはあり得ないからだ。器楽ネタだけを5日続けたり、歌曲ネタばかりを5日続けたりが無い様気を配っている。
それから工夫をもう一つ。「ネタA」の理解を深めるには「ネタB」を先に公開しておくほうが効率がいい場合、公開の順序は必ず「ネタB」が「ネタA」に先んじるように配置している。あまり極端に日が離れると意味が無くなるので加減が難しい。たとえば6月20日掲載の記事「Frei aber Froh」は、6月22日の記事「もう一つのFAF」より先に公開していたほうが理解がスムーズだと思っている。残念ながら記事のネタはほとんどランダムに思いつくものなので、必ず配置を工夫できるとは限らないが、考慮はする。
何のことはない、この類の工夫までもが、ブログの記事更新の楽しみの一つになっているのだ。
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