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2006年6月12日 (月)

セレナーデ

元々はラテン語らしい。「穏やかな夕方」という意味の言葉だそうだ。それが転じて「穏やかな夕暮れ時に歌われる音楽」を指すようになった。器楽が加わるようになったのは少し後だったが、さらに時代が下ると器楽だけの作品も書かれるようになった。絶頂期はハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンあたりまで。ブラームスの時代にはもはや下火であった。

さらに別の側面がある。敬愛する人の家のそばに出かけて行って演奏するという「音楽の出前」という一面だ。「敬愛する人」とは二つに大別できる。一つは身分の高い人で、もう一つが恋人だ。後者の場合、男がお目当ての女性に聴かせるという形態に特化している。逆は聞いたことがない。相手を楽しませたり慰めたりが目的である。つまりディヴェルティメントだ。出前の特性から、使用される楽器は持ち運び出来るものが基本であったらしい。つまり本来ピアノ伴奏はあり得ないということである。本来的にはコントラバスやティンパニもご法度である。もちろんこれらは原則だ。時代が下れば例外もわんさと現れる。

さてブラームスにもセレナーデがある。

  1. 管弦楽のためのセレナーデ第一番op11ニ長調
  2. 管弦楽のためのセレナーデ第二番op16イ長調
  3. 「セレナーデ」op58-8 イ短調
  4. 「セレナーデ」op70-3 ロ長調
  5. 「甲斐なきセレナーデ」op84-4 イ長調
  6. 「セレナーデ」op106-1 ト長調

冒頭の分類に従えば上記の1、2番が「偉い人の傍ら」型で、3番以降が「恋人の傍ら」型だ。3番では伴奏がギターの爪弾きを模していてセレナーデの原義に近いが、調性が短調だというのが異例でもある。この手のセレナーデが書けたのは、ひょっとするとブラームスが最後かもしれない。

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コメント

<空の風様
コメントありがとうございます。

携帯もメールも電話も無い時代には、お目当ての人のそばに行くのが基本だったのでしょうね。

演奏の肉付けのたしになりますように。

今、シューベルトのセレナーデを弾いている生徒がいます。この記事を読ませたいと思いました。そしてブラームスのセレナーデも聴かせようと思います。ありがとうございました。

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