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2006年8月19日 (土)

Aちょうだい

盆休みが終わった。夏休みはまだ続いているというのに、娘の部活動がまた始まった。バドミントンとヴァイオリンの熾烈な日程確保合戦の再開である。

今日は午後1時からヴァイオリンのレッスンだというのに、午前中に部活があった。レッスンの前には、必ず一緒に音を出して調子を整えておくことにしているので、時間の無さに拍車がかかる。帰宅は11時を少し過ぎた。妹の練習を終えて待ち構えているところに、昼食のパンを頬張った状態で姉が2階に上がってきた。

電子ピアノで遊びながら待っていた私に向かって娘が言う。「お待たせ」「Aちょうだい」だ。チューニングのための「A」を要求する言葉が何気なく発せられた「Aちょうだい」が妙に新鮮に聞こえた。最近やっと一人でまともなチューニングが出来るようになっていたのだ。これだって私には大ニュースなのだが、今日の「Aちょうだい」にはマジ感動した。オヤジの無様なうろたえを押し殺して電子ピアノの「A」を叩く。左手をアジャスタに回し込む仕草がお姉さんっぽい。

思えば「Aをあげること」は、室内楽では必須の儀式だ。オケでも事情は変わらない。コンマスやオーボエからもらう「A」は、相撲で言えば「力水」のようなものだ。演奏者同士の連帯という心の問題に「A」のピッチという物理的絶対的な繋がりが発生する瞬間なのだ。これまでの音楽活動を通じて「Aのやりとり」など無数に経験している私だし、娘に「A」をあげたことだって数え切れないのだが、今日娘から言われた「Aちょうだい」には感動した。この程度のことでこんなに嬉しくなる自分に驚いている。

恐らく娘の成長を実感できたことが大きく影響しているのだろう。久しぶりに背中に冷たいものが走った。

今日練習したのはRAFF作曲の「Kavatina」だ。これがいつかブラームスになる日を淡々と待つことにしている。

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コメント

<空の風様

「Aちょうだい」の言い方が妙に大人っぽかったばかりか、少々音楽家っぽい言い方だったのが感激の原因だと思われます。

Aは愛のAでもありますね。見えない糸で繋がれた親子のA。。素敵なお話ですね。。

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